あなたの可能性

なたには、無限の可能性が内在しており、あなたが望むあらゆることの中で、あなたが実現可能だと本気で信じるものは、何事もすべて人生で為すことができます。そこに疑う余地はなく、あなたには非常に優れた才能と能力とが内在されていることを示しています。

しかし一方で、あなたはそのことを知りません。

すでに表面に出ている能力についてはあなたは知っていることが多いのですが、これから成し遂げることを実現できるだけの才能や能力を持っていることは、今のあなたにはわかりませんし、あなたがわからないのですから、他の誰もがわかりません。なぜなら、まだあなたは「それ」を成し遂げていないからです。

例えば、イチローさんは小学生の時から大リーガーになると決めていて、作文に書いていたことが知られています。けれど、野球の上手な小学校6年生をみて、この子が大リーグで活躍して世界的な選手になると誰が信じられたでしょう?そしてその子が、ドラフト5位でオリックスに入団した時にはどうでしょうか?おそらく、誰もが将来大リーガーとして世界的に有名な選手になるとは、想像できなかったと思います。イチロー選手の場合は、自分の可能性を信じていたかもしれませんが、ほとんどの人は自分の可能性をみれません。当然、周りの人も見れないのです。

逆に例えば、オレはこれから世界的な名横綱になるんだ!と宣言する28歳の相撲の素人さんがいたらどうでしょう?おそらく、周りの人は、そんなの無理だから辞めておけというでしょう。そして、間違いなく、その人は名横綱になれません。なぜなら、相撲の選手生命が30前後くらいまでで、28歳くらいから練習をはじめてたった3年で超一流にはなれないからです。そして、本当はその28歳の青年も、きっと無理だろうなという予感は心にあると思いますし、本当はそんなの求めておらず、目立ちたいとか楽したいとか、そんなにわかな感情に流されているだけのことです。

このように、自分の可能性を見られる人はあまりいませんし、自分の感情ばかりに目がいき、自分のことをしっかりと知らずにテキトーに考えていたりする人は非常に多いのが実情です。

原理原則に生きよう

原理原則を守ろう

今日、私があなたに伝えたいことは、あなたの「今」考えている思考を絶対視するなということです。もっというと、自分の現段階の能力を過信するな、独創性、独自性に頼らず、自然の理から習えと言うことです。そして、感情に流されるなということです。

ゲーテは、次のような言葉を残していると言われています。

過去の遺産ともいえる文化を無視し、薄っぺらい独創性に重きをおいているのが近代の病なんだ

斎藤孝「座右の銘」より

ゲーテは言わずと知れたドイツの著名な詩人にして思想家にして芸術家で、1749年生まれの偉人です。つまり、18世紀からすでに、多くの人は過去人類が成し遂げたことを無視して、自分の独創性に重きを置きたいと考えていたのです。つまり、自分はすごいと思いたかったり、自分に自信がないから自信をつけるためにオリジナリティを前面に出したいと思ったりするのです。そして、それはこれまでにあるものではいけないと勘違いしているのです。

それは今でも変わりません。

多くの人が、自分の考えをあまりにも絶対視しすぎており、自分の考えの外を見ようとしなかったり、信じようとしません。確かにあなたには無限の可能性がありますし、あなたには無限の才能と能力があります。しかし、それを開花させるのは、これまで人類が培ってきた歴史であり、遺産であるさまざまな原理原則をあなたが活かした時に限られるのです。真の独創性は、過去の歴史の上に調和されてできあがるものなのです。

この意味がわかりますでしょうか?

人類がこれまで発展してこれたのは、文字を発明して、知識を次の世代に継承することができるようになったからです。だから知識や経験が蓄積されて、それらのうち時代を経て廃れなかったものが原則として残っています。それは、たかだか100年あまりしか生きられない人間が1代では到底発見することのできない膨大な量の経験に基づいた成果であり、私たちは常にこの過去3000年という長い年月にわたって人類がストックした知識と知恵、原理原則を活かすことで、本当の意味であらゆることを実現することができるようになるのです。

自分の感情に流されるな

感情に流されるな

もしかしたら、原理原則はあなたにとって「嫌なこと」だったり、「苦しいこと」だったり、「辛いこと」だったり、「本当とは思えないもの」だったりするかもしれません。でも、過去のすべてが正しくてあなたの独創性が常に間違っているわけではありませんが、過去から伝わる原理原則は、あなたの行いの結果として必ず影響を及ぼします。

なので、自分の感情や価値観を絶対視せず、謙虚な心で、先人の知恵を学んで実行して自分のものとした上で、あなたらしさを加味した真の独創性を発揮して頂けたらと思います。

人はしばしば、自分の目に見えること、過去経験したことしか、真実として見れなくなります。そしてそれは年齢と経験を積み重ねてきた人に多く見られます。ところが、世界は本当に広く、歴史は本当に深いものです。あなたが生きて経験したことよりも遙かにずっとたくさんのことが過去、現在と生じては処理されています。自分のものの見方や捉え方、考え方は、それだけなのだろうか、他の解釈は存在しないのだろうか、少し立ち止まって、調べてみるのもよいかもしれません。