よく経営者の仕事は、マーケティングであるというふうに言われるのを聞いたことがある方もあるでしょう。マーケティングとは、売り上げを上げるための戦略全体を指すものです。
現代社会で、ビジネスに携わっている人のほどんどがマーケティングは大切だということを知っているけれど、では、そもそもマーケティングって何で、どう取り組めばよいかわかっていない方がほとんどだと思います。今日は、そもそもマーケティングとは何で、具体的にどう取り組みはじめればよいかについて、簡単に解説していきたいと思います。
アフィリエイターとして食っていけるようになるには、マーケティングは非常に大切です。アフィリエイトは、マーケティング戦術のひとつなのですが、それは広告主から見た戦術のことです。
一方で、アフィリエイターとしての活動は、アフィリエイトがビジネスなわけなので、戦略も戦術も必要になります。従って、アフィリエイターにはマーケティングが非常に大切ということになります。
マーケティングとはいったい何か?
マーケティングは単なる市場調査でもないし、戦術ではないし、セールスでもありません。
よくFacebookマーケティングだとか、SNSマーケティングだとか、コンテンツマーケティングだとか、マーケティングはいろいろな言葉と組み合わさって使われるので、そもそもマーケティングってなんだか明確に理解している人は少ないです。ただ、なんとなく、マーケティング、マーケティングというので、マーケティングは大切なものだという認識でしかないのだと思います。
日本マーケティング協会によると、次のように定義されています。
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
出典:日本マーケティング協会HPより
少しわかりにくいかもしれませんが、市場創造のための総合的な活動であり、市場調査から戦略設計全体を含むものなのです。つまり、企業の活動そのものと言ってもよいものであり、Facebookやコンテンツマーケティングやらオウンドメディア戦略やらはすべて、マーケティングの中のひとつの戦術にしかすぎません。
マーケティングとは、もっと大きく戦略のことを指し、個々の戦術を表すものではないのです。※私は、戦術を非常に大切なものだと思っていますが、あくまでも戦術は戦略の上にあるべきもので、戦略があって戦術があるというふうに考えています。一方で、どれだけ優れた戦略があっても組み合わせる戦術がなければ、戦略を実行することはできませんので、戦術もまた、戦略同様に大切なものということができます。
戦略と戦術の違いとは
多くの人が、戦略と戦術を混同しているので、ここで明確にしておきたいと思います。「違いがわかる辞典」によると、戦略と戦術の違いについて以下のように解説してあり、とてもわかりやすかったので、引用したいと思います。
戦略が、組織などが運営していくための将来を見通した方策や、目標を達成するためのシナリオ。
戦術は、目標を達成するための具体的な手段、実践的な計画といった意味で使われる。つまり、目標を達成するための総合的・長期的な計画手段が戦略で、その戦略を行うための具体的・実践的な計画手段が戦術である。
ビジョンと目標があって、そのビジョンや目標を達成する計画が戦略で、戦略を行うための具体的な手段が戦術というわけです。つまり、戦術はより具体的な行動に近く、戦略とはより抽象的な概念と言うことができるでしょう。
アフィリエイターは具体的にどうマーケティングするか
アフィリエイターにとって、もっとも大きなリスクの一つが、広告主の撤退です。アフィリエイターは商品を持たないため、非常に手軽にはじめることができますし、起業するにあたってもっともリスクがないものでもあります。
それは、アフィリエイトは商品を持たないビジネスであることから得られるメリットでもあり、反対からみると大きなリスクにもなるわけです。実際に私も、月間数十万円稼いでいた広告主が撤退して、非常に大きなダメージを受けた経験があります。
そういう意味では、アフィリエイターである以上、常に最終的な資金源を他者に依存することになるため、収入を長期安定させるためには、自分でコントロールできるキャッシュポイントを作る必要があります。
キャッシュポイントをどうするかというのは、またおいおい考える必要はありますが、私がここでお伝えしたいのは、常に「その先」を見据えて、目の前のことに集中して、全力を尽くす姿勢が必要になるということです。
その前提に立って、マーケティングは具体的にどうするかということについてですが、私は、まずビジョンと目標を定めてください、とお伝えしています。なぜビジョンと目標設定かというと、マーケティングがビジョンと目標を達成するための戦略であるからです。
ビジョンとゴールという目指すべき方向性が定まっていないのに、そもそもマーケティングもくそもないということです。では、具体的にビジョンと目標はどう設定すればよいか、ビジョンと目標が設定されたらどうすればよいかについては、また改めて書いていきたいと思います。
最後には、ダイレクトレスポンスマーケティングという非常に強力であり、攻めのマーケティング戦略にたどり着くことになります。
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