2年ぶりペンギンアップデート4.0がやってくる!?

マーケティング

ペンギンアップデートイトアフィリエイターをはじめとした、検索エンジンで上位表示することによって集客しているマーケッターが日々学ぶべきひとつの要素であるSEO対策。SEOは現状日本においては、Googleが作る検索順位付けのシステムであるアルゴリズムを解析することを指しています。なぜなら日本の場合、2大検索エンジンであるYahoo!もGoogleもどちらもGoogleのアルゴリズムを使って検索順位を決めているからです(検索エンジンの日本におけるシェアは、Yahoo!とGoogleあわせておおよそ90%と言われています)。

検索順位を決定するアルゴリズムは、Googleが独自に作り、改良を続けており非公開です。そして、200以上もある項目によって採点してランキングするので、Google以外の人がアルゴリズムを正確に知ることはできません。ただし、Googleはサイトマスター向け(ホームページやブログを作成する人向け)に公式にSEO対策のアナウンス(ウェブマスター向けガイドライン)をしており、その内容と経験則で、アルゴリズムを予想している状態です。

私も2012年の6月12日にアフィリエイトサイトをオープンしてからおおよそ4年とちょっと、たくさん失敗して成功して学んで、SEOについてはかなり詳しくなったと自負しています。

※実際に、あらゆる外部リンク(Googleがペナルティの対象とするもの)を試してみて、そういったテクニックはすべてペナルティを受けました。そして、手動による対策を受けたり、自動ペナルティを受けたり、そこから復帰したり、完全ホワイトハット(Googleが禁止しているテクニックは一切使わない手法)でサイト作ったり、グレーにやったり、とにかくあらゆることをやってみては、失敗をしてきて、現在は、ほぼ完全ホワイトハットでサイト運営しています。

アフィリエイターを駆逐したペンギンアップデート

Googleが作るアルゴリズムは、これまで完璧とはいえませんでした(もちろん今も完璧ではありませんが)。ただ、間違いなく言えるのは2012年に私がアフィリエイトをはじめた時といまとでは随分と異なるものになっています。Googleの意図と目的は、ずっとぶれずに、検索者が求める情報を正確に検索結果として返すことなのですが、多くのサイト運営者がGoogleのアルゴリズムの裏をかくような施策をして、常に検索結果を操作しようとします。(簡単には切り分けられないですがGoogleからすれば、そういった「検索結果」をGoogleのガイドラインに反する形でコントロールしようと試みる人たちは全員スパマーということになります。)

なので、常にGoogleのアルゴリズムは、スパマーとの戦いであり、ユーザーがより快適に検索エンジンを使えるようにするための努力でもあるわけです。以前に比べると、パンダアップデートとペンギンアップデートのおかげで、価値のないサイトは上位表示しなくなりました。

しかしそれでもなお、Googleのガイドラインに抵触する手法を用いて上位表示しているサイトはあとを断ちません。正確にいうと、完全にスパムを排除することは難しいと言えると思うのですが、それでもまだ、目立つ場所でスパムサイトがはびこっているのが現状だと思います。

そして、正直なところ、こういったスパマーの多くはアフィリエイターだったりします。アフィリエイトは商品を持たないサイト運営者が、目先のお金ほしさで運営していることが多いので、スパムしてでも上位表示してお金を稼ごうとします。そして、その手法を情報商材として販売するので、ガイドライン違反の手法がどんどん拡散して、実施する人が増えるという流れがありました。実際に、サイトの評価は、ドメイン単位でされるので、スパマーは、ドメインをとっかえひっかえして、いくらでもサイトを作れるので、Googleは目に見えないゲリラのようなテロリストと戦い続けるような感じとなっています。

この戦いを終わらせるべくGoogleが実装したのが、ペンギンアップデートやパンダアップデートというわけです。結果、2012年にペンギンアップデートがはじめて実装されてこの4年間で、かなりたくさんのスパマー≒アフィリエイターたちが駆逐されていきました。

なので、正直いまでもアフィリエイトサイトのGoogleからの評価は低いですが、それでも今のアルゴリズムはきちんと内容をみて、アフィリエイトサイトであっても有益なものは上位表示するようにしてくれています。

ペンギンアップデートとパンダアップデート

Googleのアルゴリズムは、基幹を成すシステムとオプションのように基幹システムとは別に、検索結果から排除したり大きく順位を落としたりする要素を追加するシステムとの2つの種類があるようです。基幹となるシステムも当然アップデートして進化していくのですが、それとは別に、スパマーたちが施策する特定の手法を駆逐するためのアルゴリズムとして、Googleは2012年からペンギンアップデートとパンダアップデートという2つの別枠のアルゴリズムを実装してきました。

ペンギンアップデートとは、主にリンク関係のスパムを排除するアルゴリズムで、パンダアップデートは低品質サイトを排除するアップデートです。リンク施策(リンクとは、ヤフージャパンはこちらという風に、自社サイトが他のサイトに掲載されることを指します)は、検索順位を決定づける非常に強力なものだったため(現在も何だかんだでリンクは非常に大きな要素です)、多くのスパマーがSEO対策にリンクを使っていたわけです。

しかし、Googleでは、自分で自分のサイトにリンクを張ることやリンク業者からリンクを買うことなど、さまざまなリンク施策をガイドラインによって禁止しているので、その排除を目的としてペンギンアップデートが実施されました。

ペンギンアップデートは、2014年10月にペンギンアップデート3.0まで更新されて約2年間更新がストップしていた状態でした。それが、2016年9月8日から全世界的にペンギンアップデートの実装をGoogleが発表して、業界を震撼させているわけです。すでに検索順位の変動は随所に見られますが、大激震というほどの変動は見られていないため、今後どうなるか余談を許さない状態です。

※一方でパンダアップデートは、品質の低いページをたくさん作って、サイトへの入り口を増やそうとするスパマーを取り締まるために作られてきて、いまでは基幹システムに組み込まれ、現在はアップデートはありません。

簡単にペンギンアップデートについて解説しましたが、わかりましたでしょうか?何か質問がありましたら、お気軽にコメント頂けたらと思います。SEO対策については、なかなか解説が難しい側面がありますので、少しわかりにくいかもしれませんが、今後もまた少しずつ解説していきたいと思います。

最後に、GoogleのSEO対策についてのガイドラインはアフィリエイトやりたい人は必ずご覧になることをオススメします。→検索エンジン最適化スターターガイド

※追加情報:ペンギンアップデートは4.0で完了し、パンダアップデートと同様にリアルタイムアルゴリズムに組み込まれるとのことです。

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