182日目の景色

クレジットカード審査基準
レジットカードは、信用情報に基づいて審査され発行の有無が決まることは一般的です。
では、その審査基準とはいったい何なのか。あなたが欲しているカードに申し込みをした際に、審査通過するのか。あるいは、もしあなたがクレジットカードが作れなくて困っているなら、それはどうしてなのか。どうしたらクレジットカードが作れるのか、どうしても審査が通らない時はどうしたらよいのか、詳しく解説しました。

 

クレジットカードの発行の流れ

まず、クレジットカードの発行までの流れ全体をご確認ください。そして、それぞれがどういうものなのか解説させて頂きます。

 

(Ⅰ)クレジットカードの申し込み
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(Ⅱ)個人信用情報機関で信用力を確認
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(Ⅲ)申し込み内容の確認
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(Ⅳ)社内審査
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(Ⅴ)クレジットカードの発行(郵送)

 

(Ⅰ)クレジットカードの申し込み

申し込み方法は大きく分けて、Web上での申し込みと郵送での申し込みの2種類に分けることができます。現在は大半の人が、申し込みたいカード会社の公式サイトからWebで申し込みをしています。下の表のように、郵送よりもWebからの方が発行されるまでの期間が大幅に短くなります。

 

(例)JCBカードの場合

項目 Webでの申し込み 郵送での申し込み
カード発行までの期間 1週間前後 1ヶ月前後
申し込み方法 インターネット 資料請求:オンライン可
必要書類の送付 郵送(あるいはWebよりアップロード) 郵送
入会審査
判定結果 メール カード発行による
カード発行 自宅に郵送 自宅に郵送

(Ⅱ)個人信用情報機関で信用力を確認

クレジットカード会社は個人信用情報機関というところで、申し込み者の過去&現在のクレジットカード履歴を照会します。詳しくはのちほど、下で解説します。

 

(Ⅲ)申し込み内容の確認

個人信用情報機関で照会された情報に問題が無ければ、申込書に記載された内容に間違いがないかの確認をします。例えば勤務先に電話をして、実際に働いているかの在籍確認をすることや、自宅に電話をして在宅確認をすることもあります。クレジットカードはその名の通り信用で成り立っているので、申込書の埋められるべき項目は全て正確に埋めるべきです。
クレジットカードの在籍確認とは?参照ください。

 

(Ⅳ)社内審査

以上の確認で問題が無いと判断されたら、社内での審議に移ります。この審議では、申し込み者の信用力によってどれくらいの金額まで使えるカードを発行するかが決まります。信用力が高ければ使える金額の高いカードに、信用力が低ければ使える金額の低いカードが発行されることになります。
基本的には、カードを発行する段階では、30万円~100万円くらいをスタートにすることが多いです。

 

(Ⅴ)クレジットカードの発行(郵送)

カードが発行されると、本人限定受取郵便等の申し込み者本人しか受け取ることができない郵便で配達されます。

 

クレジットカードの審査概要

クレジットカードの審査は、主に以下のような項目について評価がなされて、総合的に判定されます。

  1. 属性
  2. 資産
  3. 返済履歴
  4. 虚偽の有無
  5. 申し込み履歴

 

これらをトータルで総合的に判断して、クレジットカード会社が審査を通すか通さないか、また通った場合に利用限度額をいくらにするかを決定する上での基準があります。

 

その審査基準を一般的に3Cと呼んでいます。

 

では、3Cとは何か?

  1. Capacity … 日本語で「資力」のことであり、継続して返済するために一定の収入が定期的にあるかという返済能力を見るもので、審査の中でかなり重要視されています。
  2. Character … 日本語で「性格」のことであり、お金に対する性格、つまり決められた日にきちんと返済できるかという真面目さと信頼性を見るものです。
  3. Capital … 日本語で「資産」のことであり、負債の担保として不動産や車、有価証券、貯蓄があるかを見るものです。

 

申込書に記入する際に、虚偽の内容を記入することは問題外ですが、年収、勤続年数、収入、借入件数の記入には特に注意が必要です。

 

  • 個人信用情報機関で照会をして、過去5年間の返済履歴、過去6ヶ月間の他社の申し込み履歴を見られるので、滞納があったり多くのクレジットカード会社に申し込みを行ったりしていると審査上不利になります。
  • 借り入れ件数についても記載があるので、虚偽の申告をしても必ずバレて審査に通らないことになります。
  • 申し込む際にキャッシングを有りにした場合には属性(年収、勤続年数)が重要になってくるのですが、480万円→500万円、1年10ヶ月→2年 等の多少の誤差は容認されます。預貯金の額を記入する欄もありますが、銀行口座内の残高を調べられることはなく審査をする上でほとんど影響はないので、あまり気にする必要はありません。
  • ただし、持ち家の場合は担保となるのでスコアリングの数値が多少高くなります。

スコアリングについては下で解説します。

 

クレジットカードの評価内容

クレジットカードの審査は、各会社毎に、申込書に書かれた情報と個人信用情報機関により照会された情報から「3C」の各項目をスコアリング(数値化)して審査を行っています
下はスコアリングの例です。※例なので、必ずしもこの通りではありません。
クレジットカード審査スコアの例
引用元:https://www.hajimete-creditcard.com/credit-sinsa/1852/

 

2016年11月にみずほ銀行とSoftbankが共同で設立したJ.Scoreという会社のホームページで会員登録すると、自分のスコアが簡単に調べられるというサイトが開設されました。
ただし、こちらはクレジットカードではなくみずほ銀行での融資額についてのスコアリングですが、気になる方はやってみてください。
Jスコア公式サイト:https://www.jscore.co.jp/

 

個人信用情報機関

個人信用情報機関とは、個人の信用情報(本人の属性、クレジットカードやキャッシングの契約状況、借入返済等の取引状況等)の収集管理をしている機関です。
毎月の返済状況だけではなく、過去の延滞情報や債務整理情報等も記載されていますので、クレジットカードを作る上でそのような情報があると大きく不利になると言えるでしょう。
貸金業者やカード会社は個人信用情報機関と加盟店登録をしており、必要に応じて情報の提供をしています。(下図参照)
個人信用情報機関
引用元:https://www.blacklist-guide.net/knowledge/moushikomi-black.php

 

携帯電話、スマートフォン等の割賦販売、車のローン等に関しても信用販売なので、個人信用情報機関と情報の共有をしています。

 

よくブラックリストに載ると表現されることがありますが、実際にそのようなリストがあるわけではなく、長期間(3ヶ月以上)の滞納、債務整理等の事故情報が登録された状態をブラックリストに載ると一般的に言われています。

 

3つの主な個人信用情報機関

個人信用情報機関とは、主に以下の3つがあります。

 

CIC(Credit Information Center)

主な会員:クレジットカード会社と信販会社
原則月1回以上の情報更新が義務付けられているので、情報精度は高いです。
自分で開示請求をする方法は4つあり、パソコンによる開示請求、スマートフォンによる開示請求、窓口での開示請求、郵送による開示請求で500~1,000円程度です。
こちらがCICで開示をした信用情報の例です。
CICの例
引用元:https://www.blacklist-guide.net/knowledge/moushikomi-black.php

 

JICC(株式会社日本信用情報機構)

主な会員:消費者金融と信販会社
2009年9月にJIC(日本信用情報機構)がCCB(セントラル・コミュニケーション・ビューロー)を吸収合併してできたのがJICCです。
JICの経緯
引用元:https://www.blacklist-guide.net/credit-record/jicc.php

 

消費者金融の約80%がJICCに加盟しており、国内最大級の信用情報機関となっています。開示請求の方法は3つあり、スマートフォン、窓口、郵送で受け付けています。こちらも500~1,000円程度です。

 

全国銀行個人信用情報センター

主な会員:金融機関
全国銀行協会が運営している信用情報機関です。
CICやJICCでは取り扱っていない、官報情報と呼ばれる自己破産をした情報を唯一取り扱っている機関です。
尚、この官報情報は10年間保有されます。
開示請求をするには郵送しかなく、金額は1,000円です。

 

また、それぞれの情報の保有年数は3機関とも同じです。

  1. 申し込み情報(クレジットカードや各種ローンを申し込む際に、クレジットカード会社が情報を照会した記録)…6ヶ月
  2. クレジット情報(クレジットカードの利用や支払い状況の記録。延滞等の記録はここに記載される)…5年
  3. 利用記録(クレジットカード会社がクレジットカードやローンの利用途上での支払い能力を調査する目的で照会した事実を表す記録)…6ヶ月

 

相互交流ネットワークFINEとCRIN

FINEとCRINという聞きなれない言葉がありますが、どちらも各機関のネットワークのことを表します。

 

CRIN…Credit Information Network

CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3つの機関の信用情報の共有ネットワークのことです。
主に、氏名、生年月日、住所、勤務先、電話番号等の本人情報や、クレジットカードやカードローン等の契約情報、延滞や貸倒れ等の異動情報(事故情報)を共有しています。

 

FINE…Financial Information Network

貸金業法に基づき、CICとJICCとの間で行っている信用情報の共有ネットワークのことです。
CRINは3機関が自主的に共有しているのに対して、FINEは貸金業法という法律によって義務付けられています。
なぜなら貸金業法は総量規制といって、原則年収の1/3を超える金額を貸し付けることを禁止しています。なので、クレジットカード会社等は申し込み者が現在何社から借りているかの照会をする必要があります。しかし、全てのクレジットカード会社やカードローン会社がCICとJICCの両方に加盟しているとは限らないので、FINEによって情報を共有する必要があります。
CRINの概要
FINEの概要
引用元:https://jet-walk.jp/cardloan/mame/yougo-syu/crin-fine/

 

クレジットカードの合否基準は何?

つまり、クレジットカードの審査に合格する基準とは何か?ということは今までの内容ですが、簡単にまとめると、『3Cという審査基準に従って、各信用情報機関と申込書の情報を基に総合的にスコアリングを行っている』ということです。

 

過去に長期の延滞をした覚えがある場合や自己破産、債務整理を行った場合は審査に合格することがほぼ不可能なので、ネガティブな情報が消えてから申し込むべきでしょう。

基準が低い会社

クレジットカード会社は様々ありそれぞれの審査基準も異なるので、比較的作りやすいカード会社もあります。

 

カード会社の発行元を審査基準の厳しい順に並べると、
銀行系>交通系、流通系>ショッピング系、スーパー系、コンビニ系>消費者金融系
となります。

 

従って、銀行系や交通、流通系の審査が通らなかった人でも、消費者金融系の審査なら通る場合があるので挑戦してみる価値はありそうです。

 

その他の着眼点

審査基準とは別に申し込み基準というものもあり、各クレジットカード会社のホームページを見ると、「18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方」や「満18歳以上の方。(主婦、アルバイト、パート、学生も可)※高校生は除く」等の表現をされています。下図は例として、アコムのクレジットカードの申し込み基準です。
カードによっていろいろと違うので、ご自分が申し込み基準を満たすかどうかは確実に検証するようにしましょう。
アコムの申し込み基準要
引用元:https://www.acom.co.jp/

 

どうしても通らない時

以上のことを踏まえても審査に通らない場合は他に原因がある可能性があるので、CICやJICCに信用情報の開示請求を行って確認してみてください。

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