182日目の景色

クレジットカード在籍確認
レジットカードを作成する際に、在籍確認と呼ばれるプロセスがあります。審査の段階で行われるこの在籍確認についてあなたはどのくらい知っていますか?在籍確認は、必ず行われるの?どういう電話がかかってくるの?クレジット会社に申し込みしていることが社内にバレてしまうの?

 

気になる「クレジットカードの在籍確認」について詳しく解説しました。

 

在籍確認とは?

在籍確認とは
在籍確認とは、クレジットカードやカードローン契約の審査の際、申込者が申告した勤務先情報に虚偽がないか確認することをいいます。申告のあった会社が実在するのか、本当にそこに勤務しているのかを確認するのです。貸し倒れを防ぐため、申込者に本当に安定した収入があるのか、返済能力があるのかを見極めるのが狙いです。これによって返済能力のない者、勤務先を偽って信用を得ようとしたり収入の額をごまかしたりして不正に契約しようとする者を排除することができます。通常は勤務先に電話をかけて申込者が在籍しているかを確認します。

 

どんな電話がかかってくるの?

どんな電話?

会社名で?個人名で?

クレジットカード会社の在籍確認では、

「〇〇カードですが、△△さんはいらっしゃいますか?」
「××と申しますが、△△さんはいらっしゃいますか?」

のように会社名でかかってくる場合と個人名でかかってくる場合の両方のパターンがあります。カードローンの場合は、カードローンの利用が第三者にばれないように会社名ではなく必ず個人名で電話がかかってきますが、クレジットカードの場合は会社名でかかってくることもあると覚えておきましょう。

 

どんなことを聞かれるの?

在籍確認は勤務先に在籍していることを確認するのが目的なので、電話が本人につながればそれでOKとなります。本人が電話に出られない場合でも「ただ今席を外しております」「本日はお休みしております」などそこに在籍していることがわかれば大丈夫です。

 

ただし不在ではなく「△△というものはおりません」と在籍を否定されてしまった場合は、在籍確認が取れなかったということでカード発行不可となってしまいます。
また在籍確認の電話の際に本人確認を兼ねる場合もあり、生年月日や住所・カード申込の内容確認などが行われることもあります。

 

在籍確認は必ずあるの?

結論から言うと「ない場合もある」といえます。在籍確認が必須であるカードローンの場合とは異なり、クレジットカードの場合実際には在籍確認の電話がかかってこないというケースもあります。

 

カード会社はより多くの利用者を獲得して利益を上げたいと考えており、在籍確認にかかる膨大な時間と手間を減らすため、時期や条件によって在籍確認を省略したり、ランダムに選んだものにだけ在籍確認を行うという場合があるのです。

 

在籍確認が省略されることが多い場合

在籍確認が省略されることが多い場合
では在籍確認が省略されることが多いのはどんな場合なのでしょうか?

 

・春先

新入社員や大学の新入生などが一斉にクレジットカードをつくる春先は、1件1件に在籍確認をする時間的余裕がないため省略されることが多いです。

 

・信用情報に登録されている勤務先と申告された勤務先が同じ

信用情報に登録されている勤務先と申告された勤務先が同じである場合、信用情報が良好であれば在籍確認が省略されることが多いです。

 

・審査スピードの速いカード

楽天カード・イオンカードなど審査スピードが速いものは在籍確認が省略される傾向にあります。ただし信用情報に記載されている勤務先から変更がある場合や信用情報が良好でない場合は在籍確認がある可能性が高いといえます。

 

・派遣社員の場合

派遣社員の場合、派遣元の会社が個人情報の観点から電話の取次ぎを拒否することが多いため、在籍確認が省略されることが多いです。ただし在籍確認がないのはラッキーだとは言えません。信用情報があまり良好でない場合、在籍確認が取れないことは不利になってしまうからです。

 

 

在籍確認が行われる可能性が高い場合

在籍確認が行われることが多い場合
では逆に在籍確認が行われる可能性が高い場合にはどんなものがあるのでしょうか?

 

・信用情報に延滞などの事故歴がある場合

信用情報に延滞などの事故歴がある場合は、返済能力を見極めるために在籍確認が非常に重要になってきます。この場合はまず省略されることはありません。

 

・信用情報がない場合

信用情報が真っ白な場合には次の2通りが考えられます。

  1. これまでクレジットカードカード等を作ったことがなく全く初めての場合
  2. 金融事故を起こして自己破産などの債務整理を行った後、一定期間が経過して信用情報が消えている場合

どちらの場合も信用情報の見た目に差はないため正確な判断は難しいのですが、①の「全く初めての場合」はこれまでの履歴がないため返済能力を見極めるのが難しく、②の「信用情報が消えている場合」は返済能力に疑問符がつくことになります。どちらにしても信用情報が良好とはいえないため、このような場合は在籍確認が行われます。

 

・信用情報に記載されている内容から変更がある

勤務先が変わった場合には本人が本当に在籍しているかを確認し直す必要があります。また勤続年数が短い・短期間で転居した場合など、転職や転居を繰り返している可能性のある場合にも在籍確認が行われます。

 

・クレジットカードのキャッシング枠を希望した場合

クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠とは異なりカードローンなどと同じ貸金業扱いになるため、在籍確認が行われます。

 

・ステータスの高いカード

スピード発行により、より多くの顧客に利用してもらおうという一般のクレジットカードとは違い、ステータスの高いカードはたとえ少人数でも信用度の高い優良な顧客に利用してもらえればいいのです。そこで優良な顧客を選別するため、審査のための時間や手間を惜しまず在籍確認もきっちりと行われることになります。

 

在籍確認の際の注意点

在籍確認時の注意点
勤務先の電話番号を申告する際には、自分につながりやすい番号を
たとえ正しい勤務先を申告していたとしても、自分のところまで連絡が回ってこず在籍が確認してもらえないと悲惨です。それを回避するためにも

  • 会社の代表電話でなく所属する部署の電話番号
  • 支店任務の場合は本社でなく支店の電話番号
  • 派遣社員なら派遣先でなく派遣元の電話番号

を申告するようにしましょう。また自営業・個人事業主の方は個人事務所や自宅の番号を申告し、合わせてつながりやすい時間も申告しておくとよいでしょう。

 

虚偽の申告・アリバイ会社は絶対にNG

勤務先や収入を偽り信用を高めようとして嘘の勤務先を申告するのは絶対にNGです。勤務先が以前と変わっていれば在籍確認が行われる確率が高くなり、そこで嘘がばれてしまいます。名義を貸すだけでなく在籍確認の電話応対もするというアリバイ会社も存在しますが、クレジットカード会社の情報力・調査力をもってすればすぐに嘘がばれてしまいます。万が一契約にこぎつけ利用できた場合でも、途上与信の際に怪しまれ、虚偽の申告をしたと見破られてしまいます。

 

一度そのような不正を働いてしまうとブラックリスト入りになり、信用情報にキズがついてそのカードはおろか他の金融商品の利用もできなくなります。

 

学生の在籍確認はどうするの?

学生がクレジットカードを申し込んだ場合、学校やアルバイト先に在籍確認の連絡がいくことはありません。ただし家族に確認がある場合もありますので、クレジットカードを申し込んだら家族に「確認の電話があるかも」と伝えておきましょう。

 

100%回避はできない

100%回避はできない
これまで見てきたように、信用情報が良好でない場合や問題がありそうな場合にはまず在籍確認が行われますが、問題がなければ在籍確認がないかというとそうとも言い切れません。在籍確認が行われるかどうかはクレジットカード会社の方針やカードの種類・サービスの内容によってもかわってきます。

 

たとえ問題はなくても会社の方針として必ず在籍確認を行う場合、ランダムに選んで行う場合もあり、条件がよかったとしても100%ないとは言い切れないのです。在籍確認は審査の中の一つのプロセスととらえ、あるものとして準備をしておきましょう。

 

在籍確認は堂々と

在籍確認で勤務先に電話がかかってくるというと「恥ずかしい」「周りの人にばれてしまうのでは」と不安に感じる人も多いと思います。ですがクレジットカードを持つことはごく普通のことで、恥ずかしいことでもばれて困ることでもありません。

 

いまやほとんどの人が利用している便利なクレジットカード。勤務先にも在籍確認の経験のある人がいるはずなので、「ああ、在籍確認ね」とわかってもらえると思います。変にこそこそしていると「借金の取り立てかな」などと妙に勘繰られてしまうことも。「クレジットカードを申し込んだので在籍確認の電話があるかもしれません」と周りの人に一声かけておけば、実際に電話があった際もスムーズに取り次いでもらえます。引け目を感じることなく堂々と在籍確認を受けましょう。

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