お金がない浪費家の人とは別れるべきか?
公開:2015-03-07 by 秋山慎也
お金がないことが問題か、浪費家なのが問題か?
付き合っている人が浪費家でお金がなくて困っています。
別れるべきですか?
・・・こんな質問をいただきました。
男性視点だと、「金さえあればいいのか」とか「目的は金か?」というようなイメージを持ってしまうため、女性がお金のことを細かく言うことを好む男性はあまりいないでしょう。
しかし現実問題として、生活していく上でお金は必要になります。
自分の人生を預けるのですから、女性からすると心配になってしまうのも当然です。
浪費家で問題になるには、大きく分けて2つのパターンがあります。
浪費家に不満か、本当は別のところに不満がある?
まずは、浪費家自体に問題がある点です。
浪費家の人はだらしないって言われますが、本当でしょうか?」
現実問題、浪費家の人(男女問わず)はだらしない性格というイメージがあります。
そしてそのイメージは大抵間違っていないと思われます。
しかしそれだけではなく、「大らか」だという考え方もできます。
結果的にそれが良い方向に傾くかどうかは別にして、そういう人もいるんだという考えを持ってみましょう。
浪費家である以外に不満がないのであれば、相手の浪費癖を話し合いの上で解決する方がいいでしょう。
大らかなのであれば、きっとあなたの話も前向きに聞いてもらえることと思います。
「浪費家」以外の不満がある場合
おそらく典型的な「だらしない」性格なのではないでしょうか?
その場合、二人でいても苦労するだけです。
先のこと、あなたのこと、生まれてくる子供のことを考えると別れた方が良いとは言えるでしょう。
しかしカンタンに別れることができるなら、そもそも悩んでいませんよね。
相手と話し合っていき、1つずつ解決する方向で考えていってみましょう。
まずはここからでしょう。
話し合って浪費癖を止めることができるならそれが一番です。
また、止めようと努力してくれている、という点は大きく評価するべきです。
それ以外にマイナスポイント(暴力をふるう、すぐキレるなど)が大きいようであれば、評価点がグンと下がってしまいますが……。
結婚後、浪費癖の相手に財布を預けることはハッキリいってできないでしょう。
予行演習というわけではありませんが、一度自分に財布を預けてもらうように話してみるのも1つの手です。
もちろん二人の中がそこまで進展していないなら話は別ですが、浪費家のあまりデート代もあなたに出させるぐらいになっているようなら、申し出ても悪くはないと思います。
金銭管理ができるものなら家計簿でもなんでも構いません。
収支を計算するクセをつけるようにしましょう。
次のステップとして「毎月+○○円」という形で貯蓄する方へ持っていくことができればベストですね。
以上が、交際を続けていく上で前向きにできる改善策です。
浪費家と別れないデメリット
では次は、浪費家の相手と一緒にいると発生するデメリットを考えましょう。
お金の大事さがわからないから浪費癖がつくのだと考えられます。
少なくとも汗を流して働くタイプではない可能性が高いでしょう。
これも高確率です。あなた名義でカードを作ってしまっていたり、サラ金に出入りするようになったりなど、生活そのものを壊すような原因になりかねません。
一概には言い切れませんが、違法な行為を手助けするような仕事は、楽で高単価であることが多いです。いざというときの尻尾切り(依頼者が行方をくらませて、実行犯に罪をかぶせる)に使われる可能性もあります。
少し極端な例もありますが、こういったことになる可能性は十分にあります。
もちろん、あなたが働くだけで解決する可能性もあります。
(家事などは担当してくれる、単に社会適応性が低い場合など)
しかしそうでない場合、もしくは改善策を行っても効果がみられない場合は、あなたのことを考えると別れた方がいいとは言えます。
別れると告げた後に泣いてすがりついてくるようであれば、今までより強い立場で話ができると思いますので、より強固な姿勢で改善に取り組むようにしてみましょう。
交際を続ける場合、くれぐれも「連帯保証人」には気をつけてください。
あなたがなる場合はもちろん、大らかな彼が誰かの保証人になることも十分に考えられます。
あなたの望みは何ですか?
最後に、まとめというか結論になりますが、要はあなたはどうしたいのか、そこに尽きると思います。
最終的に、人はいつでもどこからでも、どのようにでも変わることができます。
あなたにとって人がどれだけ重要なのか?
人にとってあなたはどれだけ重要なのか?
お金がないという一つの問題は、他の部分でカバーできるのか?
それともお金がないということは、絶対的に第一優先でダメなのか。
お金があるとかないとかは、人生のひとつの側面でしかありません。
なんとでも解決する方法はあります。
しかし、あなたにとって大切な存在は、他の何者にも変えることができません。
なので、あなたにとって一番大切なことは何なのか?
お金がないことや浪費家であることは、どれだけ受容できるか?
そして、どこまで交渉できるのか。
しっかりと自分に問うていただけたら幸いです。
※当サイトは、お金のことのみならず、幸せに生きることをテーマに書いていますので、いろいろな記事をご覧いただき、取り入れられるアイデアはぜひ取り入れてみてください。