昨夜、NHKのクローズアップ現代で「追跡!“フェイク”ネット広告の闇」というタイトルで、情報商材やアフィリエイト塾のことなどについて、取り上げられていました。
放送は、22時~ということだったのですが、、、20時に子どもを寝かしてから、Kindleで「ナニワ金融道」を読んでいたら、いつの間にか23時になっていて完全に見逃してしまいました。汗
私がTwitterでフォローしている人が、取材を受けて事前に知っていたので、どんなものか見てみようと思っていたのですが、、、終わったことは仕方ありません。オンデマンドで観ます。
クローズアップ現代の特集から派生して
ただ、Twitterでの反応を見てみると、内容がいまいちだったみたいで、制作者の人が情報商材などをきちんと分かっていなかったみたいです。ある有名な情報商材販売者の広告文が表示されていたり、それと同列でFacebook広告などで芸能人が使っているみたいに嘘を書いてサプリが販売されたり、SNSを使った窃盗について特集されていたり、論旨が定まっていなくて全部いっしょくただったみたいですね。(いずれにしても、オンデマンドで観てみようと思います。)
[char no=1 char=”秋山慎也”]
正直、フェイク広告と情報商材とSNS使った窃盗の問題は、別だと思いますが、またその点はおいて別の機会にお話したいと思います。
[/char]
ただ、少なくとも、今回のクローズアップ現代を観た方は、アフィリエイトに悪いイメージを持ってしまうだろうなと思います。フェイク広告にしても、情報商材にしても、「嘘」を元にお金を支払って泣く人がいることが問題なのだと思います。
嘘をつくのは悪、盲信もいけないこと
では、そんな「嘘」をなぜ、多くの人が信じてしまうのかというと、その「嘘」は、ユーザーの人が求めていることだからでしょう。そして、その嘘を信じるためのさまざまな工夫をこういった業者が懸命になって行っている。これが、真相でしょうね
つまり、確かに情報商材の業者の多くが悪いし、フェイク広告も悪いのですが、騙される方も騙されるほうだといえると思います。
ちょっと待て、そりゃあ犯罪者をかばうことなのか、と言われそうなのですが、そうではありません。
実際に私も過去、詐欺にあったことがあります。
私が詐欺にあった経験
あるプロジェクトに700万円支払って、そのプロジェクトのために1ヶ月家族で転勤して100万円以上の経費を支払い、さらにプロジェクトの中のプロジェクト運営のための経費など200万円以上支払ったので、トータル1,000万円以上損しました。
その後、裁判をして300万円くらいは戻ってきたので、実質700万円の損失です。
正直、詐欺なので詐欺したほうが悪いですが、騙された私の方も悪いなぁと思っています。なぜなら、自分が求めていることを表現されて、それを信じてしまったからです。その根底には、無知と自分の弱さがあったと思い反省しています。
当時私は何を求めていたかというと、「同業のメンターが欲しかったこと」「次のステップに行くためのノウハウが欲しかった」「年収が1,000万円くらいでストップしていたので、そこから飛躍したいと思ったこと」、その前提として、「紹介してくれた人を信じていたこと」がありました。
その後、いろいろと「おかしいな?」と思えるようなタイミングはあったのですが、どれも「検証せず」信じ切ってしまっていたので、詐欺にあってしまいました。私にとっては、非常に大きな損失経験でしたが、自分の愚かさを知った非常によい体験となりました。
この例と同じように、やっぱり、騙すほうはもちろん悪いと思いますが、騙されるほうもそれなりに落ち度があるのが実際のところだと思います。
ネットビジネスの真実
併せて、情報商材といえば、「ネットビジネスで稼ぐ方法を教えているもの」が多いと思いますが(今では何もしなくてもお金が入ってきますみたいなものが多くあるみたいです)、実際にはネットビジネスで稼げる人は極めて少ないです。
私が調べた当時、2014年頃は、アフィリエイトで月に5,000円以上稼げる人は5%未満でした。その後、最近では正しいやり方がある程度認知されるようになって、10%程度にあがったようです。アフィリエイトはネットビジネスの一種なので、他のネットビジネスも基本的には同じような割合だと思います。2017年の調査では、16%くらいまであがっているようです。【参照】日本アフィリエイト協議会(JAO)、アフィリエイト市場調査2017を発表
~月3万円以上のアフィリエイト収入があるのは全体の5.7% ~
いずれにしても、月に5,000円以上稼げる人が、10%くらいしかいない非常に厳しい世界であることが現実なのです。
ところが、情報商材のセールスレター(広告)などを観ると、稼ぐのが非常に厳しいと書かれるどころか、「超簡単・何もしなくても稼げる」みたいに、正反対のことが書かれています。なので、実際とはかけ離れているのですが、多くの人が「超簡単にお金を稼ぎたい」と思っているから、簡単だということを信じたくて信じてしまって、その商品が売れてしまうわけなんです。
仕組さえできればネットで稼ぐのは楽
でも、例えばアフィリエイトでいえば、一定以上の仕組ができたら、非常に少ない労働時間でかなりの金額を稼ぐことができます。仕組さえ作れば、ある程度稼げるようになります。従って、稼げる仕組を作ることができれば、アフィリエイトは絶対に稼げるということです。そして、仕組ができてしまえば、確かに超簡単・楽に稼ぐことができます。
一般企業に勤める人が、1日8時間、年間120日休みで245日働くとします。そうすると、年間245日×8時間=1,960時間です。1,960時間÷365日=5.369時間、毎日にならせば、一日5時間半くらい働くことになります。
年間1,960時間≒1日5時間半→これだけやれば、稼げるようになって当たり前!
アフィリエイトは副業でやって、片手間で月収100万円とか稼げると思っている人が多いです。しかし、片手間で副業でやるとしても、普通に働くくらい=1日ならして5時間半作業することができるとしたら、正しいやり方を実践していけば、1年~1年半継続していれば、おそらく実際に月収数十万円くらい稼げるようになるはずです。(もちろん、もっと少ない時間でも、それだけ一生懸命がんばり続けられれば、半分くらいの時間でもいける可能性はあります)。そして、そこから先は、少し労働時間を減らしても、収入を伸ばしていくことができるでしょう。
もちろん、正社員で働きながら、正社員くらい副業に時間を使うことはできないでしょう。それは仕方ないことだと思います。
やることやらないと結果はでない
1,960時間働いて年収400万円くらいの人が、一日30分の片手間の作業で月収100万円なんて稼げるはずがありません。仮に1日1時間の作業を365日連続で継続できたなら、ある程度結果はでると思いますが、たった1ヶ月とか2ヶ月では全く結果はでません。そんな時間数じゃ稼げる仕組は作られないからです。
[char no=1 char=”秋山慎也”]
何が言いたいかというと、正しい努力を一定量以上積み上げたら、ネットビジネスは結果を出せるよということが一点です。
もう一点は、正しいやり方を一定以上作業していない、あるいは正しいやり方でないやり方を取り組んでいる人は、ネットビジネスで結果が出るはずがないということです。
[/char]
稼ぐ=社会に価値を作ること
普通にお金を稼ぐためには、社会に価値を提供しないといけません。ネットビジネスは、ネット上で社会に価値を提供するものです。アフィリエイトは、社会に価値を提供するサイトを作って、サイトがGoogleに評価をされて、たくさんの人に観られた結果、社会に貢献するから稼げる仕組みです。※お金の悩みから解放される方法も併せてご覧ください。
つまり、そういう仕組みを作らないで、「ネットビジネスは稼げない!」というのはおかしいと思います。働いていないのに、お金がもらえないと言っているようなものです。
サラリーマンの場合は、会社に時間を売って、会社の事業に取り組むことを通して社会に価値を提供して、会社から給料を頂きます。だからお金を稼げるのです。ネットビジネスもそれと同じで、社会に価値を提供する仕組を作るからお金を稼ぐことができるわけです。
このように、多くの人がネットビジネスで稼げないのは、ネットビジネスは簡単に稼げるものだと、ネットビジネスのことを舐めているからです。
ネットだろうと本業だろうな何であろうと、お金を稼ぐということは、本気で取り組んで社会に価値を提供しないと無理です。本業で働くことを思えば、確かにネットビジネスは効率良く稼げますが、単に文章をコピペするなど楽して稼ぐことはできません。ネットビジネスで稼げない人は、ネットビジネスは簡単に稼げる裏技だと舐めているから、本気で取り組むことができないため、稼げないわけです。
これが、クローズアップ現代(観ていないけれど)のテーマを受けて、また、最近多くある「ネットビジネスって稼げますか」って質問に対して、思ったことです。参考になれば、幸いです。
コメント