離婚すると何が辛いですか?どのくらい辛くて大変ですか?どうしたらこの辛さを乗り越えられますか?離婚しても、幸せになれますか?
こんな質問をたまに頂くことがあります。
ぶっちゃげ、離婚って、本当にしんどいです。辛いです。苦しいです。大変です。エネルギーがめっちゃいります。二度と離婚したくありません。
でも、私は離婚してよかったと思っています。確かに、最高の選択ではなかったと思いますが、未熟な当時の私としては最善の選択だったと思っています。
ここでは、離婚と辛さ、その対処法について詳しく解説しました。
私が離婚についてあなたに言えるわけ
私は、2012年に離婚して東京からUターンして、隠岐に島に戻りました。
東京で思い描いていた夢と野望を全て捨てて、島で息子と貧しくても幸せに生きる道を選びました。今の妻とは2回目の結婚になります。新しく子供もできて、現在は4人のものすごく幸せな家庭を作っています。
いろいろな家庭を見ますが、おそらく私たちほど幸せな家庭はそうないのではないか、というくらい幸せです(実際のところは、幸せかどうかは完全に個人的な感覚なので比べるものではないのですけれどね)。
妻も過去に一度離婚して、私と二度目の結婚をしています。
私の場合は子供もいましたし、離婚と同時にUターンしましたので、いろいろと失う物も大きかったです。妻の場合は、子供がいなかったので、もう少し楽だったかもしれませんが、隠岐という小さな社会と世間に生きて、離婚するのは非常に大変だったようです。
家族の離婚歴
また、私の実父は、2回離婚しています。1回目の離婚の時に私の腹違いの姉がいました。父の2回目の離婚の時、私は中学3年生で高校の合格発表の時でした。
母は1回離婚して、再婚して今の義理の父がいます。義父は2回目の結婚で母と一緒になりましたが、前妻には子供はいなかったようです。
祖父と祖母も離婚していて、祖父は大阪で孤独死しました。
私の姉も離婚しています。前夫から家庭内暴力を受けて夜逃げして、離婚になりました。調停では話し合いが着かず、裁判にまでなりました。
私の周りの離婚歴
私の知り合いでは、最高で7回離婚した人もいますし、1回離婚して幸せな家庭を築いた人もいれば、そうでない人もいます。2回目の再婚で幸せになった人もいます。
また私の弟のように、一回目の結婚から幸せな家庭を築く人もいれば、いきなり熟年離婚する人もいます。
このように、私の周りには、たくさんの離婚経験者がいて、私が離婚経験者だからこそ、生のさまざまな話を聞くことができました。そして、離婚経験者で再婚したからこそ、離婚していない幸せな家庭のことも調べてきました。だから、私はあなたに離婚と結婚について多くを語れると思っています。
離婚せずに幸せになった人も
逆に、私の知っている人の中には、離婚してもおかしくないくらいに夫婦仲がこじれた状況の中から、幸せな家庭を築いた人もいます。
このように私は、さまざまなケースを見て、自分で離婚したからこそ、その苦しさ辛さを知っていますし、それを乗り越える方法も知っていると思います。また、離婚しても恐れず再婚して、同じ繰り返しになることなく、幸せになる方法も知っていると思います。
離婚は何が辛いのか
まず、離婚は何が辛いのか、これまでの経験とさまざまな体験談をまとめると以下に集約されるように思います。
- 周りからの目や世間体
- 特に男性で家事を自分でしなくてはいけないこと
- 夫婦であるのが当たり前すぎて1人になることの不安感や寂しさ
- シングルになることによる経済的な苦しさ
- 片親にすることにより子供に不憫な思いをさせること
- 主に専業主婦の場合の職場復帰が大変なおと
- のちのち後悔してしまうこと
- 慰謝料の話し合いをすること
- 財産分与をすること
- 親との話し合いをすること
- 離婚するかどうかを夫婦で話合うこと
- のちのち子供に説明すること
- 思い出を整理すること
- 新しい結婚で過去の結婚時の思い出を話せないこと
ざっと書き出しただけでも、14項目も出てきました。人によりますが、これらのことはすべて、辛いことです。どれが特に辛いかは、それぞれの性格や結婚生活におけるライフスタイルにもよると思います。
ただ、いずれにしても、離婚はとても大変で、結婚の何十倍もエネルギーが必要です。思っているよりもたくさんの犠牲を払うことになります。
それは、子供がいようといまいと関係ありません。今、普通に2人で一つの家庭を築いている夫婦が、その環境を破壊して、一つの家庭を二つに分割しようというわけですから、そりゃ大変な作業です。
離婚せずに済むならしないほうがよいに決まっている
はっきり言って、離婚せずに済むのであれば、離婚しないほうがよいでしょう。
特に子供がいる場合は、離婚はあなただけの話ではなく、子供の人生自体や子供の結婚観にまで影響を与える非常に重要でデリケートなものです。
私の場合は、離婚するかどうかで、かなりもめました。調停までしました。たくさん傷つけ、たくさん傷つきました。
離婚しなくて済むなら、離婚しないほうがよいのは間違いないです。
自分を犠牲にする結婚継続はありえない
ただし、言えることは、まずあなたが幸せになるためにはどうしたらよいかを考えることです。いくら離婚が辛くて苦しいからといって、結婚生活が不幸で、幸せな人生を歩むことができない場合は、何かしらの手を打たないといけないでしょう。
結婚生活の何が、あなたが幸せになるのを阻害しているのかを知らないといけません。そして、ああなたが幸せになることを阻害する要因を排除しないといけません。
なぜなら、あなたは幸せになるために生まれてきたのですから。
また、子供にとってもあなたが幸せであることは前提条件として重要です。なぜなら、子供はあなたをみて、自分の人生を考えるからです。
子供は親の背中を見て人生を決める
あなたが苦しい毎日を送っているとしたら、毎日不幸に苛まれて生きているとしたならば、どうやって人生に明るい未来を想像することができるでしょう。大人になることを楽しみにすることができるでしょう。結婚によいイメージを持つことができるでしょう。
無理ですよね。
あなたが、毎日を幸せに活き活きと生きているから、子供は早く大人になりたいと思うし、自分の人生を楽しみにすることができるし、将来に希望を持ち、夢を持ち、結婚生活に理想を持つことができるのではないでしょうか。
子供のためにあなたが幸せに
だから、あなたが幸せに生きられるようにしてください。
それが先決です。
もし今結婚していて、不幸だから「離婚するか」「我慢するか」検討しているのであれば、まずは配偶者の方と話合って、あなたと配偶者が幸せを感じる家庭を作るように努力してください。(あなたと配偶者であることに注意!!)
幸せな家庭を再構築するために
どうすれば、「あなたも配偶者も幸せな家庭」を築くことができるでしょうか。
あなたが家庭で不幸なのは、本当に配偶者の責任だけでしょうか。どうして配偶者はあなたを不幸にするのでしょうか。最初からあなたは配偶者と不幸な結婚をしたのでしょうか。どこから不幸な結婚生活が始まったのでしょうか。
少し時間を取って考えてください。
そして、あなたが悪かったと思うところを書き出して、誠心誠意配偶者に謝罪して、改善してください。そして、あなたにとって配偶者が取る選択で、嫌なことを書き出して、改善をお願いしてください。そして、配偶者の意見も聞いてください。
まずは、話し合いすれ違いをなくすことが重要です。そして、できれば離婚せずに、幸せな家庭を築けるようにがんばってください。
離婚を乗り越えた人の共通項
私が知っている、離婚の危機にあった家庭を幸せな家庭に盛り返した人たちには共通項があります。
それは、相手を非難するのを辞めて、自分の足らなかったこと誤りを心から誤り、改善したことです。そうすると、自然と時間と共に、相手も変わって寄り添ってくれるようになったみたいです。そうなのです。夫婦仲の悪さを相手に求めるのではなく、自分に求めた結果うまく行くようになるんですね。
※ただし、精神的、肉体的な暴力を受けている場合は別です。一刻も早く相手と距離を置いて自分を守ることからスタートしてください。
どうしようもない場合、離婚という最終手段
離婚をせずに、幸せな家庭を再構築すること、ここにどれだけ努力してもうまくいかない場合、仕方ないので離婚してください。
どれだけ破壊的な関係であっても、離婚が大変なことに変わりはありません。離婚を簡単に済ますことは極めて困難です。それは、おそらく結婚生活を再構築するのと同じくらいに大変です。
確かに、実際上は離婚は単に離婚届を書いて、判子をついて役所に出すだけなので、非常に簡単です。ただ、やはり一つの家庭、2人で1つの人生を歩むと決めた夫婦が別々になるのは、大変です。とても大変なことが、想像するよりもたくさん次から次から出てくることだけは覚悟しておいてください。
離婚の辛さを乗り越える方法
じゃあ、どうやってその苦しみを克服すればよいか。
それはもう1つしかありません。それは、新しい生活を希望に満ちたものにするために、最大の努力をすることです。新しい幸せな生活を作るために、できることをピックアップして、とにかく忙しくすることです。
「なんだ、そんなことか」と、ブラウザを閉じずに最後まで読んで下さい。これ、本気で深いことなんです。最良の方法なんです。他にないくらい効果的なことなんです。
なぜ離婚が辛いかというと、辛いことを感じる余裕があるから辛いのです。人は忙しくしていると辛いと感じる余裕なんてありません。だから、忙しくするんです。
どうやって忙しくするかというと、離婚後の生活を幸せにするために、忙しくするんです。
不幸で辛い悪循環
躊躇して、立ち止まってはいけません。立ち止まると、辛さがやってきます。辛くて苦しくて悲しくなると人は行動的でなくなります。結果、幸せになるための行動も全くできず、離婚後の生活が不幸になります。そして、不幸になると辛くなるので、より行動できなくなったより不幸になって辛くなるという悪循環に陥ることになります。
従って、離婚の辛さを乗り越える最良の方法は、離婚後の生活を幸せにするために、考えられるすべてのことをして忙しくすることです。そして立ち止まらないこと。立ち止まった瞬間に辛さと苦しさに、行動を制限されると理解してください。
行動を止めると蟻地獄のように、あなたに辛さがまとわりついてそこから脱することができなくなります。
再婚のススメ
最後に、離婚して落ち着いたら、臆病にならずに恋愛をして再婚してください。そして、最初の結婚で侵した過ちを絶対に犯さないようにしてください。
そうすることで、再婚生活は幸せになる可能性が高くなります。失敗したパターンを、繰り返さないからです。また、再婚相手には、過去の過ちをしっかりと話して、同じ過ちは犯したくないということを話して共有してください。
そして、どんなことがあっても2人で話し合って、困難を乗り越えて幸せな家庭を作ると誓い合える人と再婚してください。意見が違う場合のすり合わせ方を検討して事前に決めてください。
あなたは必ず幸せな家庭を築くことができます。がんばってください。※具体的な幸せな家庭の築き方については、良好な夫婦関係から満たされた結婚生活・幸せな家庭を築く方法をご参照ください。
コメント