唐突ですが、あなたは親孝行していますか??
- 時間が出来たら顔見せに行こう
- お金ができたら恩返ししよう
- いつか親が喜ぶことをしてあげよう
- 素直になれたらいつかありがとうと言おう
- 親がもっと衰えたら優しくしよう
多くの人が、日々の生活で忙しかったり、照れくさくて感謝の気持ちを表現できなかったり、何かしらの意地で優しくできなかったりしているのではないでしょうか。あるいは親孝行をするどころか、親を恨んでいる人もいるかもしれません。
かくいう私も、過去、親に迷惑ばかりかけたこともありました。親を恨んだことも、与えられた環境や状況に対して、腹立たしく不満に思ったこともあります。
でも、今は違います。心から、親に感謝して、親を大切に思い、親に与えられたこの命を大事に、最大限に活かして幸せに生きようと思っています。
ここでは、あなたがどんな状況にあろうとも、時間がなくても、お金がなくても、余裕がなくても、恨んでいても、親へ本当の意味で孝行できる方法を紹介します。なので、途中で疑念を持ったり、反感を抱いたりすることもあるかもしれませんが、ぜひ、最後までご覧ください。
なぜ今、親孝行??
まず、あなたに知って頂きたいことがあります。それは、次の厳然なる事実です。
- あなたは、両親によってこの世に誕生した
- 明日、親あるいはあなたが死なない保証はない
- 自分が幸せになるには自分を大切にしないといけない
- セルフイメージは親への感謝から改善される
- 親承認は、自分承認
それぞれ、少し解説しておきます。
あなたは、両親によってこの世に誕生した
まず、疑いのない事実として、あなたは両親から生まれています。従って、あなたの半分はあなたのお父さん(精子)、もう半分はお母さん(卵子)から出来ているということができます。ここでは、実の父母だけを扱いますが、つまり、あなたは完全に両親の一部によってできているわけです。
明日、親あるいはあなたが死なない保証はない
多くの人が、明日も今日と同じように、あなたは普通の日常生活を歩んで、両親も同様に明日も存在して、普通に生活をすると思って生きています。しかし、先人の多くの人たちが教えているように、今日あなたあるいはご両親の誰かが「亡くならない」保証はありません。
あの9.11の日、息子が貿易センタービルへいつも通りに仕事にでかけて、二度と会えなくなった人の「詩」があります。「最後だとわかっていたなら」という詩です。これは、いつ何時、今生の別れが来るかわからないことを指しています。
交通事故にあった人、事件に巻き込まれた人、あの3.11で津波にのみ込まれてしまった人。そんな「縁起でもないようなこと」を考えたくないし、起こらないと願いたいところです。しかし、絶対に巻き込まれないという保証はどこにもありません。
つまり、今日が最後の日かもしれないと思って過ごすことが重要だということです。
自分が幸せになるには自分を大切にしないといけない
次に、幸せになるための秘訣として、もっとも大切なことは、自分を大切にするということです。
自分を愛することができなければ、他の誰かを本当の意味で大切にすることができません。自分以外の誰かを大切にすることができなければ、幸せな結婚や家族を構築したり、親しい友達を作ったり、仕事で成功したりすることができません。
つまり、幸せになることができないことになります。なので、幸せになりたかったら、まず自分を大切にできないといけないことになります。※詳しいことは、自分を大切にすることをご参照ください。
セルフイメージは親への感謝から改善される
自分を愛することができない人は、自分に価値がないと感じています。自分は、幸せになる価値がないと思っているから、自分の事を愛することができないのです。つまり、自分に対する承認がないわけです。
そんな方は、自分の分身ともいうべき、親へ感謝して、親に対して真剣に孝行することで、自分への愛を感じることができて、セルフイメージを高めることができるようになります。
親承認は、自分承認
親を認めて承認して受け入れることは、そっくりそのまま自分の存在を受け入れることになります。なぜなら、あなたは両親で出来ており、あなたにとっての最初のもっとも親密な関係者は両親であることがほとんどだからです。両親は、あなたに対して大きな影響を与えた人なので、両親を承認することによってあなたの過去を承認することができるようになります。
親孝行をしよう
ということで、親はあなたにとって、非常に大切な存在であり、親に対して孝行することは、確実にあなたの幸せにとってプラスになります。
また、「孝行したい時に親はなし」という言葉があるように、あなたが時間的、経済的に豊かになってようやく親孝行ができるようになった時には、すでに親は亡くなってしまっていることが多い、と言われます。
つまり、親孝行をする条件が整うのを待っていては「遅い」のです。あなたは、いますぐ親孝行をすべきなのです。
その理由はすでにまとめた中に書いた通りですが、明日、必ずしもあなたも親も存在するかはわからないからです。そして、万が一のことがあって、どちらかが亡くなってしまうようなことがあれば、もう一生親孝行することはできなくなってしまいます。
そうです、もう「一生」親孝行することができなくなるのです。一生後悔することになるのです。そして、取り返しはつきません。絶対にです。
だから、いますぐ親孝行することが重要なのです。
親孝行は何をすればよい?
親孝行、親孝行と言いますが、では具体的には何をすればよいのでしょうか。
もちろん、親孝行というくらいなので、親に孝行しないといけません。孝行って何かと言いますと、大辞林第三版によると次のように定義されています。
子が親を敬い、よく尽くす・こと(さま)
つまり、子どもが親を大切に思って、親に尽くすこと、これが親孝行ということができると思います。じゃあ、親に尽くすとはどういうことかというと、簡単に言うと、親の幸せに役立つということ、親の喜ぶことをするということです。
では、どうしたら親は一番喜ぶのでしょうか?
親の立場にたって考える
一番大切なことはこれです。親の立場にたって考えることです。
では、親の立場にたって考えると、親があなたに対して、一番求めていることは何でしょうか。親は、何を願っているのでしょうか。
そうですね、「あなたの幸せ」ですよね。
どんなことがあろうとも、それに優先することはないと思います。
まずは、あなたが幸せになろう
まずはあなたの幸せ。それがあっての、次のことだと思います。従って、本気で親孝行をしようと思えば、お金がなかろうと時間がなかろうと、余裕がなかろうと、まずあなたが幸せになることが必要です。
急に幸せになれないという方は、幸せになろうとすること、そこからスタートしてもよいと思います。
でも、ただ自分が幸せであれば、親孝行になるかというと、それは違いますよね。しっかりと親に孝行しないといけません。つまり、親がちゃんと喜ぶようにしないといけないのです。どうすればよいかというと、「あなたが幸せであること」を親に伝えればよいということです。
しっかりとあなたが幸せであることを親に伝えてください。どうやって伝えるかというと、できれば会って言葉で伝えるのが一番ですが、それが叶わない場合は、電話でも構わないでしょう。最初はLINEやメール、手紙など文章からスタートしてもよいと思います。
私は、お父さんお母さんのおかげでとても幸せです。産んでくれて、育ててくれてありがとうございます。
このメッセージが親に伝われば、親は本気で喜ぶことでしょう。プレゼントしたり、旅行に連れて行ったりするのもよいと思いますが、それよりもまず、しっかりと感謝の気持を伝えること。一切お金がかからない非常に有効な親孝行だと思います。
お金がなくても、時間がなくても、余裕がなくてもできること。それは、言葉で感謝を伝えること。これが、親孝行の基本と言えるでしょう。
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