ガリバーで車の売却査定してきました!
ついでの買い換え用の中古車の提案を受けて、購入プランを紹介してもらってきました。
ガリバーが提示する買取り価格や販売している車の価格が安いのか高いのか、ガリバーの売りは何なのか、営業スタイルはどうなのか等々、レポートしたいと思います。
- 買取り価格は安いのか高いのか
- 販売している車の価格が安いのか高いのか
- ガリバーの売りは何なのか
- 営業スタイルはどうなのか
結論から言うと、販売している車は「やや高い」買取り価格は「普通」と思うのと、営業方法は比較的「強引」だというふうに感じました。ただし、販売力や買取り力はピカイチだと思いました。
自動車買取りでは唯一の東証一部上場しているだけに、営業の仕組みは非常によく出来ていますし、営業トークもとても洗練されていましたが、本当の意味での人間的な社員教育はどうなのかはわかりません。
詳しくはぜひ、この記事の最後をご覧ください。※最初の2.3段落は、私の状況が書いています。背景情報として知ってもらえるとガリバーという会社を理解するのに役立ちますが、興味がなければ、スルーしてください。^^;
私の車にまつわる状況
私は、現在タントとステップワゴンの2台を所有して生活しています。
そこには、それなりの理由があります。
遠くにいったり多くの人を乗せたりするには、ステップワゴンがとても重宝しますが、近場で普段使いには、大きすぎて使いにくいのと燃費が悪いので非効率です。
一方で、タントは近場で家族だけで使うには小回りも効くし、燃費もよいので、非常に使いやすいですが、長距離移動する際には大変ですし、軽自動車なので当然ですが、最大4人までしか乗れません。
また、今私が自家用車を駐車しているスペースは非常に狭くて、タントだと余裕があるのですが、ステップワゴンだったらギリギリになってしまいます。駐車スペースは基本的には軽自動車がベースの場所なので、ステップワゴンでは大きいわけです。
ということで、タントとステップワゴンのよいところを併せたような大きさで燃費・スペックを兼ね備えた車を買おうということなりました。
私がガリバーに赴いた経緯
車をいろいろと検討した結果、6人以上乗れて燃費がよくてステップワゴンより小さいコンパクトカークラスの車というのは、ホンダのフリードハイブリッドか、トヨタのシエンタハイブリッドしかないということがわかりました。
とりあえず、ディーラーにいって、フリードとシエンタを見たところ、シエンタはやや社内が狭くて、3列シートの一番後ろの席が座れたものではないレベルだとわかりました。
一方でフリードを見てみますと、ステップワゴンほどは大きくないまでも、コンパクトカーに比べたら格段にゆったりとした作りになっている上に、3列シートもちゃんと座れるレベルになっています。
燃費はそれぞれ実質でリッター25くらい行きそうななので、十分満足できます。
ということで、フリードにしようかなと思ったのですが、新車で買うとなんだかんだで希望の装備を入れたら300万円を余裕で越してしまいます。
現状、そんなに大きく困っているわけではないので、300万円を即決するのは少しはばかられて、どうせなら中古も少しみてみようということになりました。
中古車を検討すると迷いが数倍に増す
中古車を検討するとなると、シエンタのハイブリッドをひとつの候補としては抑えつつ、フリードの「現行のハイブリッド」とどうせならということで、フリードのガソリン車も検討することにしました。
すると、現行車種だと当然のように200万円を越してくるので、それなら「新車でもよいか」と思うようになっていたところ、「モデルチェンジ前でもよいのではないか」という気持ちが浮かんで、フリードハイブリッドの前モデルを調べてみることにしました。
すると、前モデルは2014年にマイナーチェンジしているようですが、そこのラインで価格が大きく変わります。さらによくよくみると、前モデルは現行よりも燃費が多少悪い上に、全体的に人気車種ということもあって、価格がそんなに落ちていません。
私が勝手に計算している「車の実質価値を計算するシート」(適当に即興で作ったものですが。笑)で計算しても、そんなにお買い得感のある車はありません。
じゃあやっぱり新車かなと検討していたところに、車を下取りに出してどのくらい価値が付くのかということが頭をよぎりました。
※このように中古車は選択肢が多くなるので、中古車を後悔なく買おうと思うととても迷い悩むことになります。(後悔)
車の買取り価格を調べる!
では、車の買取り価格を調べてみようということで、ネットで調べてみました。
とりあえず、楽天の一括見積もりサイトみたいなのがあって依頼して、さらにいろいろと情報を見ていると、なんと「市場には情報が出ない中古車情報」を紹介してくれるサイトがあると、あるサイトに載っています。
アフィリエイト会社のエイチームのサイトだったのですが、そこでその「市場には出ない情報」を請求してみることにしました。
買取りについて調べていた中で、たまたま中古車も探していたこともあって、ついでに依頼してみたのです。
すると、しばらくして電話がかかってきました。
実はその非公開中古車情報を掲載していのは、ガリバーだったのです。
余談ですが、その後いろいろと検索行動をした結果わかったのは、ガリバーはこれまで買取り業者として有名で東証一部上場を果たすようにまでなっていますが、現状は中古車の販売にもかなり力を入れているみたいです。
実際に、中古車関連のキーワードでGoogle検索をしてみると、ここが島根だということもあるのですが、ガリバーとガリバーを紹介するサイト2つの合計3つの広告だけが出てきます。また、SERPS(検索結果)の上位もガリバーを紹介するサイトが多いように思いました。つまり、それだけガリバーは広告費をかけて中古車を購入する見込み客を集客しているということになります。
ガリバーから電話がかかってきた
ガリバーから電話がかかってきて、「下取り車の査定を兼ねて訪問して、パソコン上で非公開の中古車情報を紹介したい」ということでしたので、午後来てもらうことになりました。
時間通りに担当の方は来て、軽くあいさつをしたらすぐに、全体的な流れとか何かの説明もなく、私からキーを借りておもむろに下取り車の査定をスタートしました。いつ終わるかもわからない状況の中で、寒空の中つっ立ったまま20分くらい経過したところで、ようやく査定が終わったようでした。
さまざまなところを見てはスマホで写真撮影して、スマホでさまざまな情報をチェックして本部に送っているようでした。
査定を終えて、非公開情報の前に説明を受ける
その後部屋に上がってもらい、非公開中古車情報を見せてもらうことにしました。と、それに先だって、現在の中古車市場について解説がありました。ここから少し営業の方が話された内容を端的に要約していきます。
現状、多くの人がカーセンサーやグーネットなどのインターネット情報を見て、安価な車を探している。けれど、車には相場があって、相場よりも安い車というのは、何かしらの理由があるから安いのだ。例えば、事故車や故障車であるケースが多いと。
多くの人が修復歴というのを見ている。修復歴というのは、単に車のドアを代えたりとかボンネットを代えたりしたものではなくて、もっと重要な車の柱となるような構造の中核部分を修正したり交換したりする場合に、修復歴ありと表示される。
ところがカーセンサーやグーネットなどで修復歴なしと表記されている車の中には、構造の中核部分に損傷があっても、修正すると「修復歴あり」となってしまい売れにくくなるから、あえて修理さえもしていない車があると。そういう車が安いんだ。
業者専用の車のオークションでは、ちゃんと検査官がいて検査しているのでごまかせないが、カーセンサーやグーネットは検査をしないから、そいう粗悪車が販売されている。全体の20%から30%が事故車なんだ。
一方でガリバーは、そういう事故車は一切扱わない。
自社で査定して、お客さんに10年保証つけられるような車(初年度登録後7年未満で走行距離7万キロ未満)だけを販売している。「買取りする車」は必ずしもそんなに状態のよいものばかりではないけれど、状態の悪い物も買取りをして、オークションに出品している。だから、ガリバーが直接売る商品はよい商品ばかりで、悪い商品は全部オークションで売っているということになる。
すごいでしょ??にやり
町の中古車センターは、ガリバーのような大手が自社で売れないような車がオークションにかかったのを安く買い取って高く売っているんだ。
とのことでした。説明は非常にわかりやすくて、とても上手でした。なるほど、そんなものなのか、知らなかったと正直、ビックリしました。一方で、でもそんな状態じゃあ、グーネットもカーセンサーも続かないのではないかなと若干の疑問はありました。
非公開情報を見せてもらう
一通り説明をしてから営業の人は、私に向けて最適な車はこれだと、平成25年式で5万キロ、130万円弱のフリードハイブリッドを勧めてくれました。諸費用と10年保証つけて180万円ほどですと。
今日が平成31年3月です。なるほど、新車で300万円強の車の「前の型」の「さらにマイナーチェンジ前の型」で「6年落ちの車」を「180万円」で買うことを推奨してくるのかぁ。
正直、全然心が動かない提案でした。
いろいろと質問したり感想を言う中で、私の求めているものはそうではないということを伝えたつもりでしたが、なかなか気づいてくれません。
そのうち値引きの話をしたり、下取りの話をしたり、とりあえずいますぐ結論を取りたそうにしていました。私としては、全然買いたいという気持ちになっていない車が、在庫限りで全国で販売しているからすぐに売れるかも知れないと、限定感出されても全く心は動きません。
180万円で高いなぁと思っている車を下取りと値引きで161万円で売りますと言われても、「2台も下取り入れてそれでしょ」としか思えません。しかも実機を見たわけでもないですし、全然まだ煮詰まってもいなのに、です。
しまいには、何度も席を外して、上司に電話で確認するなど、なかなか空気の読めていない感じでした。
ガリバーはぶっちゃけどうなの?
中古車情報と買取り情報、そして営業態度等をトータルで考えてどうなのかを簡単にまとめたいと思います。
まず、ガリバーが取り扱っている中古車は全体的にみた感じ価格は「やや高い」と思いました。これが実際に相場なのかというえば、そうかもしれませんが、ディーラーの中古車と変わらないかやや高いくらいの価格のように思いました。
販売している中古車=やや高い
また、型式は古い物が多いようでした。営業マンの方は、ガリバーが取り扱っている中古車は、足が速くて入れ替わりが激しいので、会社の外のサイトにはあまり公開していないとのことでしたが、ガリバーの公式サイトからも十分見れましたし、カーセンサーなどにも掲載されているのを見ました。
つまり、ぶっちゃけ、中古車情報は非公開でもなんでもなさそうだということが窺えます。
また、ガリバーは買取り依頼に対しても買い換えように中古車を提案しますし、中古車を探している人にも買取りの提案をしているようです。買取り、販売どちらも双方に力を入れているようなのです。
営業マン曰くは、販売が成立した場合は買取りが下取りになるので、高く車を買い取れるとのことです。私としては、購入はないなと思いましたが、カーセンサーやグーネットで情報探して車を買えないとなると、新車を買うしかなくなると思ったので、購入を保留にしました。
なので、買取り価格は、下取り前提の金額しか聞けませんでした。
しかし、下取り価格としても10年落ちで6万キロのやや程度の悪いタントで10万円、13年落ちのステップワゴンで3万円とのことでしたので、下取りを前提としない買取り価格はもっと下がることが想定されます。
買取り価格は、普通
ガリバーの営業マンと別れてから、いろいろと考えましたが、カーセンサーやグーネットを否定して、ガリバーの車が最高によいと思わせるセールストークなどから、私は正直あまり誠実な会社ではないなという印象を受けました。
当然といえば当然ですが、「売ること、買い取ること」が中心であって、ユーザーの求めているものやユーザーにとって何がよいかを一緒に考える会社ではない。そう思ったところです。
もちろん、他の中古車センターやディーラーなどがそんな顧客視点を持っているとは限りません。ですが、全体として期待していたほどのことはなかったですし、カーセンサーやグーネットで確かに一部あるであろう粗悪車の事例を持って、全体を否定する姿勢を私は不誠実だと感じました。
これが、私が実際にガリバーとやりとりをして感じたことでした。参考になれば幸いです。
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