お金がないけど、妊娠してしまった!ちゃんと出産できる?
あるいは、お金がないから妊娠して出産なんてできない!あるいは、お金がないことを理由に、妊娠したり出産したりする希望があるのに一歩踏み出せない。
このようにお金がない現状の中で妊娠したり、出産したりすることに不安を抱えている人は、男女問わず、非常に多くいるように感じます。
それもそのはず、現代日本社会は、所得差が非常に激しい社会になっていて、総中流社会と言われていたのも、今は昔のことになっています。年収300万円にも満たない大人たちが多くなり、非正規雇用が増えたためと言われています。
妊娠世代は所得が低い
特に、妊娠、出産を考える20代~30代の女性を含む夫婦は、相対的な年齢が若いので、年収も全体的に低くなりがちです。
例えば、夫の年収が低くて、奥さんがフルタイムで働いた給料も合わせた収入で、なんとか生活しているようなケースはざらです。
そんなギリギリの生活の中で、妊娠して出産することが本当に現実的なのか、ちゃんと妊娠生活、出産後の生活を維持できるのか。
あるいは働きながら子育てがちゃんとできるのか。出産休暇や育児休暇は本当に取れるのか。出産や子育てはいくらかかるのか。お金がない家庭で子どもは本当に幸せにできるのか?これからもっと経済的に厳しくなるのではないか。
などなど、とにかくお金がない状態にあると、妊娠と出産については、不安が次から次に湧いてきて、止まらないことでしょう。
お金がない=不安
これらの不安は、確かに経済的に厳しい環境にあることが、ひとつの要因であることは間違いないでしょう。
一昔前までは、一億総中流と言われる中で、現代より豊かだったと、皆思っていると思います。しかし、当時はスマホなんてなくて、インターネットもまだあまり普及しておらず、さまざまな商品のクオリティは低く、今よりももっと少ない物やサービスの中で、生活していました。
さまざまなものが現代に比べて足りていなかったのです。今は、確かに貧しいかもしれませんが、インターネットや物や情報を中心に、以前よりは豊かに生活できているように見えます。
実際に、私は1980年生まれで2017年現在37才ですが、育った家は本当にオンボロ家で、ねずみがでるような環境でシャワーさえもなかったです。3kの長屋で、身を寄せ合って生活していましたが、とても幸せに感じていましたし、生活の不安自体は、貧しくてもそんなに大きくなかったかもしれません。
今、そんな貧しい生活をしている人はそんなに多くないですよね?私が小さい頃は、似たような家に住んでいる人は結構いましたし、私よりも年齢が上だともっといたと思います。
物はあるけれど貧しい?
そういう風に考えると、現代社会はいろいろなものが進化して、出費がとても多いため、収入をとても多く必要としており、そのことが、不安感をあおっている、というのが一点あるように思われます。
つまり、全体的に収入は多くなって社会全体が豊かになっているけれど、生活水準があがっているので、支出が多く、相対的に貧乏になった人が多いということです。
妊娠が不安な理由
次に、やはり妊娠出産する人が減ったこと、核家族になったことにより、妊娠出産の情報や体験が減り、当たり前感がなくなったこと。つまり、妊娠と出産の敷居が高くなったことも要因として上げられるでしょう。人は経験したことない事象については不安を覚えるものだからです。
また、昔よりも人と人との距離が遠くなっているので、子育てしている人が身近に感じられないのも理由のひとつでしょう。身近に感じない物に対しては、親近感を感じないので、隔たりを感じて抵抗感が増してしまい、難しく考えてしまいます。
お金がなくて妊娠や出産をできないと考えている人や不安に思っている人たちの多くが、上記のような点から不安を抱えているのが現状、ということになります。
妊娠と出産が不安な理由
一旦ここまでを整理すると、お金がなくて妊娠や出産ができないとか不安だと思っている方の不安は、次の2つのことが理由だと要約できます。
- 現状の生活を維持できるのかという不安
- 妊娠、出産、育児が遠いものと感じることから来る不安
昔の人はお金がない時代から、子どもを産み育ててきました。はるか昔、狩猟の時代、定期的な収入がなく完全に食料が水ものの超不安定な時代からです。
お金持ちじゃなくても、貧乏でも、普通の家庭でも、等しく産まれてきた子ども達は成長してきたと思います。平凡な家庭や貧乏な家庭からお金持ちになった人もいるでしょうし、お金持ちから貧乏になった人もあるでしょう。
実際に私は、ものすごく貧乏で、途中は母子家庭で大学の入学料も免除されるくらい貧しかったのですが、現在はおそらく日本のトップ1%に入るくらいの所得はあると思いますし、とても幸せに生活しています。また、つい数年前、2012年までは本当に経済的にもどん底の状態で子育てをしてきました。
けれど、息子は自分で言うのも親ばかのようでおかしいですが(実際に親ばかですが)、本当に素直によい子に育ってくれています。
以上の背景から断言したいと思います。
お金がないことと妊娠出産は無関係
お金がなくても、妊娠出産できます。全く問題なく子育てもできます。
そして、生まれた子が幸せになる確率は、お金がないことが理由で下がることはありません。その子が幸せにならない可能性が高まるとすれば、お金がないことが原因ではなくて、教育を与えないことが原因です。そして教育は、何も学習塾や私立中学校などお金がかかる方法だけが教育ではありません。
しっかりと自分を大切にする心を養うこと。また、与えられた教科書をきちんと勉強すること。これだけでも十分幸せになれる教育を与えることができます。(詳しくは、当ブログの教育のところによい記事があると思います。)
具体的な出産費用もしれている
また、妊娠出産の費用については、現状健康保険等がしっかりと支給されるので、ほとんどお金はかかりません。検診は基本無料ですし、出産費用も42万円まで出て、よほど贅沢をしなければ、その42万円の中で出産をしておつりが出ます。
育児については、多少なりともお金はかかりますが、現在は所得が低ければ、お育て支援金等が助成されるので、問題ありません。
制度について詳しいことを知りたい方、妊娠出産にかかる費用、育児にかかる費用について詳しく知りたい方もあると思いますが、基本的にネットで調べるのは無意味です。というのも、ネットに出ている情報は実態とは異なることが多いからです。(市役所の保健課等で聞くのが無難です)
子どもが生まれて生活の一部になると、それまでと比べていくら出費が増えたか計算しようとしても、お金を使う項目が変わったりするのでなかなか一様には比較できません。また、ネット上で出ている出費はかなり高めで計算されていて、そこから節約できるケースもあります。
例えば、ほとんどの自治体で子どもの医療費は無料か多くて月上限1000円と定められていたり、粉ミルクは母乳がしっかり出ればお金がかかりませんし、布オムツにすれば洗濯コストだけで済みます。さらに、洋服などは過剰に物が余っている時代なので、中古屋さんで購入すれば安いですし、親戚があれば、買ってくれることもあります。
あなたは自由に自分の人生をコントロールできる!!
また、そもそも今の収入に満足していない人は、頑張って仕事をすれば、収入を上げることができます。
私もどん底から1年で年収をぐいと上げましたし、そこから苦しい時が来ても、すぐに立て直せます。(これらのことは、私のサイトの本分ですので、興味がある方はぜひゆっくりと当サイトをご覧下さい。)
以上長くなりましたが、いずれにせよ言えることは、お金がないことは問題ではなくて、なんとなく不安に思っていて、具体的に何が不安で、それに対して、どう対処すればよいか考えないこと問題だということをお伝えしたいと思います。
お金がなければ、お金がなくても生活できる方法を考えるか、お金を稼ぐ方法を考えればよいですし、そのやり方はこのサイトでしっかりとサポートしています。
また、その他のことが不安だとわかれば、しっかりと具体的に何が不安か書き出してください。
そうしたら、具体的に不安なことは、比較的簡単に解決策が見つかるので、不安に思っていたことがたいした問題でないことに気づくことでしょう。
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