もしあなたが現在車を所有しており、経済的に苦しい状態で、お金がないと感じるのであれば、まず、支出を減らすようにしてください。
支出の中でも、特に大きな出費となることが多い、車を売ることを検討してください。
なぜなら、お金がないということは、収入と支出のバランスが、支出過多になっていることを示しているからです。
ということは、問題を解決するためには、収入を増やすか、支出を減らすかの2択を迫られることになります。
あなたの職業にもよりますが、あなたがサラリーマンや公務員などで固定給で雇われている場合、早急に収入を増やすことは容易ではありません。
もちろん、一生懸命がんばって仕事で結果を残すことができれば、昇給することは可能でしょうし、ボーナスも増える可能性はあります。
しかし、通常は、昇給といっても、年1回程度と頻度は少ないですし、ボーナスの上昇幅もそんなに大きくありません。
従って、サラリーマンや公務員など給与収入を得ている方には、劇的な収入の増加を望むことは難しいということができるでしょう。
もし、大きく収入を増やそうと思えば、副業をしたり、投資をしたりすることでしか方法はないということができます。
しかし、副業や投資で収入を作るのは、そう簡単に短期間で実現できるものでもありません。
従って、いずれにしても、収入をあげるのは、なかなか難しい問題だということができます。
一方で、支出を削減するのは、比較的容易です。無駄な買い物や消費を抑えたり、絶対に利用しないといけないものを、別の安価で同じ機能を持つ製品に切り替えたり、そもそも同じ商品でもっと安く購入したりするだけでよいからです。
収入増=支出減の効果
しかも、重要なことは、10,000円の支出を減らすことは、収入が10,000円増えたのと全く同じだけの経済効果があるということです。
考えてみれば、当然のことで、各家庭の経済的な余力は、次の式で表現できます。
なので、収入が10,000円増えても、支出が10,000円減っても、全く同じように各家庭の経済情勢に貢献するのです。
支出を減らすのは、収入を増やすのと同じくらい極めて重要なことだと言えるわけです。
※この観点は、特に自営業者、起業家の方に乏しいです。
どうしても少しでも売上をあげたいと思うのが、これら業を営んでいる人たちです。
経費を支払って、売上を上げているので、当たり前と言えば当たり前です。
しかし、売上を10,000円上げても利益は、数千円しか残りません。
従って、10,000円の利益を増やすには、30,000円くらい売上を増やさないといけないことになります。
※粗利率を30%程度として。しかし、支出を減らすには、10,000円減らせばよいです。
それだけ支出の削減は重要だということです。そこで、あなたにお伝えしたいことがあります。
それはこういうことです。
なぜ車?
じゃあなぜ、ここでは車を手放したがよいとオススメするのかというと、車両費は高額になりやすく、関連のさまざまな支出を減らすことで、一気に節約できるからです。
車は、駐車場代、ガソリン代、メンテナンス代、車検代、タイヤ代とものすごくたくさんの維持費がかかってばかにできません。
車を売却することで、それら一連の支出を一気に削減できるから、削減効果が大きいのです。
車両費がなくなっただけで、20,000~30,000円以上は最低でも節約になります。
車を辞めて、徒歩や自転車、公共の交通機関、レンタカーやカーシェアを利用してみてください。
確かに自家用車は、いつでも好きな時に好きなところへ行くことができるので、ものすごく便利ではあります。
しかし経済面だけみると維持費が多くかかるため、他の乗り物に変更するのが一番です。
最初は、車をなくすなんて信じられないと思われる方も多いでしょう。
不自由になる、制限がかかる、田舎では車がないと生きていけない、などと思われる方も多いです。
しかし、実際に勇気を振り絞って、車を処分すると、それはそれで、良かったと思えるものです。
徒歩や自転車を使うことでダイエットにもなりますし、無駄な買い物をしなくなります。
また、必要によってはタクシーも利用できますので、特に不便はないなということになるでしょう。
他の削減方法
一方で、どうしても、車は手放せない人もいます。例えば、車が好きで好きでたまらない人。
これらの人は、車を所有することで、一定の満足を得ている人です。
そういう人は、自分の生きがいをなくしてまで車を処分する必要はありません。
その代わり、別の何かを節約できるようにしましょう。車の次に節約したほうがよいのは、遊興費、ですね。
もちろん、遊興費と言っても、家族で遊びにいくための遊興費は、必要な経費なのでできるだけ削らない方がよいです。
ここで書いた遊興費は、車を所有する分、他の趣味や遊びのお金を減らしましょうということです。
例えば、パチンコをする人はパチンコ、スマホゲームをする人はスマホゲーム、無駄な通信費も含まれます。
いろいろと削る方法は考えられますので、車を売却した人、車を売却しなかったので他の項目で削れるところを探したいと思っている方はぜひ、次のカテゴリの記事もご覧ください。
あなたにとって、目から鱗の取り組みもあると思います。
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