お金がない主婦に捧ぐ、金欠家計の改善法

金がないので困っている主婦というのは、非常にたくさんいます。おそらくあなたの周りにもたくさんいると思います。
ただ、「お金がない主婦」と一重に言っても、さまざまなタイプがあります。当然、同じ問題でも状況や原因が違えば対処法は異なります。

 

この記事では、金欠で困っている主婦の方へ、あなたの現状を分析しつつどう対策することが家計を改善するのに最も効果的かを解説していきたいと思います。

 

経済の問題は、非常に苦しいものです。明日への不安、来年への不安、将来への不安、たくさんの不安がつきまといます。

 

ですが、大丈夫です。

 

私が、あなたの抱える「その不安」をどうしたら乗り越えていけるか、分析して回答をお渡ししたいと思います。

 

あなたの家庭の財布は誰が管理?

あなたの家計で財布は誰が管理している

最初の質問です。あなたの家庭では、家計を管理しているのは誰になりますか?まずは、ここを明確にしてください。

 

あなたの家庭では「財布を誰が管理しているのか」、「収入は夫だけなのか、あなただけなのか、両方なのか」「家計の中心は、あなたなのか、夫なのか」確認して頂きたいと思います。これらの状況によって対策は変わってくるからです。

 

最終的に、この後分析するお金がない原因と理由と組み合わせて、対策を検討することになります。

夫婦によって財布をどう管理するかは、本当にまちまちです。それぞれの状況に応じて適した解決策があるので、しっかりと分析して、次へと読み進めてください。

 

  1. あなたが専業主婦で財布をあなたが管理
  2. あなたが専業主婦で財布を夫が管理
  3. あなたが兼業主婦で財布は別々
  4. あなたが兼業主婦で財布はまとめてあなたが管理
  5. あなたが兼業主婦で財布はまとめて夫が管理
  6. あなたが兼業主婦であなたが家計の中心

 

専業主婦かどうか

次に、もうひとつの観点は、あなたが専業主婦かどうか、です。

 

専業主婦とは、パートやアルバイトを含むあらゆる仕事をしておらず、基本的に家にいて家事を専門的に担い、自分が収入を得ていないパターンです。

 

専業主婦というのは、確かに外部からの収入を稼いでくるわけではないですが、専業主婦が担う役割は、年収換算して、最低でも240万円?、多ければ600万円くらいになると言われるくらいです。

 

家庭は、夫婦で共同運営していく最小の社会であり、夫も妻も等しく権利と義務を有することから考えると、専業主婦というのは、外でお金を稼いでくることと同等に非常に重要な役割ということができます。

 

ただ主婦業というのは、経済的な価値を計ることが難しいので、以下のようなサイトで年収換算してみるとよいと思います。そうしたら、専業主婦は外で働く夫と完全に同等の価値がある役割で、あなたは夫と同じ権利を有していることが理解できると思います。

 

【参考サイト】専業主婦の年収換算してみるとどうなるか

 

財布はどちらが管理しているか

次のポイントは、家計をどちらが管理しているかです。つまり、支出について誰が責任を負っているかといことです。これには、いろいろとパターンがあり、次の3種類があります。

  1. 夫が財布を握っている
  2. 妻が財布を握っている
  3. それぞれ別で財布を持っている

1番目は、支出を夫が管理していて、妻は予算を渡されてその中でやりくりをしたり、そもそも夫が主夫としてやりくりするパターンです。

 

2番目は、妻が支出を管理しているパターンで、旧来の日本では一番多いケースです。現在は、1や3も増えていますが、元々はこのパターンが多かったです。給料は夫から妻に渡り、必要な小遣いを夫が受け取るパターンとなります。

 

3番目は、それぞれがそれぞれの収入を管理しているパターンです。家賃や電気代を「どちらが負担するか」などの詳細な取り決めはそれぞれの家庭によって違います。要するに夫は夫の給料でやりくりして、妻は妻の給料でやりくりするパターンです。最近増えているパターンですが、妻が専業主婦の場合にはありえないパターンとなります。

 

収入の柱は誰か

次に、収入の柱は誰かという点です。意外と最近多いのが、妻が兼業主婦で、夫よりも妻のほうが収入が多いパターンです。例えば、妻が看護婦さんなどの高給な専門職で、夫が中小企業のサラリーマンだった場合などでは、往々にして妻のほうが収入が多いケースが見受けられます。

 

ただ、一般的には、夫のほうの収入が多いケースのほうが多数です。収入のパターンとしては、次の4種類があります。

 

  1. 夫だけが収入の担い手
  2. 夫婦で稼いでいて、夫のほうが収入が多い
  3. 夫婦で稼いでいて、妻のほうが収入が多い
  4. 妻だけが収入の担い手

 

近年は、女性が社会進出を果たして、男性と同等レベルで収入を得られる社会になってきました。そのため、共働きだけなく、昔では考えられなかったような「主夫」という概念さえできあがっています。

 

また、一昔前には、夫の稼いできた給料を妻に渡して、妻は夫に一定の小遣いを渡して、残りのお金を生活費としてやりくりするというシステムが一般的でした。しかし現在の生活スタイルでは、共働きが増えたことなどもあって、「財布は別々」という家庭も増えており、一言で家計といっても多様化しているのが現状です。

 

お金がない原因と理由

お金がない原因と理由

まず、あなたがどうして現在お金がないのか、「状況別」の次は、「原因と理由」について分析してみます。以下箇条書きで列挙していきますので、あなたがどれに当てはまるか考えてみてください。

 

その上で、対策を次の項でまとめていきます。また、わかりにくいところは、少し解説を入れていきます。

 

  1. 収入が少ないためにお金がない
  2. 支出が多いためにお金がない
  3. 収支は悪くないのにお金がない

 

ここでいうお金があるかないかというのは、主観的なものです。

 

例えば、手取り月給が30万円なのは、収入が多いか少ないかというのは、家庭の状況によって違います。例えば、家賃が5万円のアパートに住む夫婦2人の家庭の場合で、特別は支出がない場合や年齢が20代などの場合では、特に収入が少ないとは言えないと思います。

 

ところが、同じ月給でも、4人家族で2人の子供の1人が大学生で、もう1人は高校生の場合の年齢40代の家庭では収入が少ないと言えるでしょう。

 

また、収支のバランスだけでなく、貯蓄があるかどうかも大きな要素です。例えば、収支が悪くても、貯金が1億円あれば、生活に困ることはありません。

 

収入の多い少ない、支出の多い少ないは相対的

上記のように、状況によって必要な収入は異なります。なので一概にはいえませんが、強いて基準を作るとしたら、目安として、手取り月給と年齢の一致が、収入が多いか少ないかの分かれ目になります。

 

手取り月給=年齢×1万円

また、支出が多いか少ないかも、これは非常に難しい問題です。上記のように「収入が少ない場合」を除いて、お金が家計に残らない場合は、支出が多いとみて良いでしょう。

 

収入が少なくないけれど、お金が家計に残らない場合

 

収入から支出を引いた金額が、手取り収入の10%以上残るのにもかかわらず、お金がないと感じる場合は、3番目の「収支が悪くないのにお金がない」に該当します。この場合は、厳密にはお金がない訳ではなく、お金がない気がしている状態ということができます。

 

※本来は、貯蓄の関係もありますが、複雑になるので、ここでは割愛させて頂きます。貯蓄も含めた原因と対策についてはお金がない時の状況別対処法をご覧下さい。

 

状況・原因と理由から解決策を考える

お金がない主婦への対処法

それではいよいよ、状況/原因・理由別の主婦のお金がない時の対処法を解説していきたいと思います。

それぞれの原因に対して、状況別の対処法を解説していきますが、状況関係なく共通の解決策をとる必要がある場合もありますので、包括的にまとめていきます。

 

1.収入が少ないためにお金がない

収入が少ないためにお金がない場合は、基本的には収入を増やすようにします。なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、収入が少なくてお金がないわけなので、収入を増やさないわけには何も対策取れません。

ただ、収入を増やすのは、いろいろな方法が無限にあるので、そんなに難しいことはありません。

専業主婦の場合

もしあなたが、専業主婦の場合で、「働きに出ることが可能」なのであれば、パートやアルバイトをして収入の助けをしてあげるとよいと思います。

 

外で働くといっても、例えば、1日3時間のパートを月に15日でもかなり違います。時給が800円だとしても、3時間×800円×15日=36,000円稼ぐことができます。

 

あるいは、何か事情があって外で働けない場合は、「あなたが在宅ワーク」をしたり、「夫が副業をしたりする」とよいと思います。あるいは、そもそも夫の報酬が成果に応じて増えるような仕事なのでしたら、「夫が仕事で成果をあげるのが一番効果的となるケースもあります。(副業についてはのちほど詳しく記載したページを紹介しますのでそのまま読み進めてください。)

 

兼業主婦の場合

またあなたが兼業主婦で、夫の収入とあなたの収入の合計した金額が少ない場合は、あなたか夫がもっと報酬の高い仕事へ転職するか、あなたか夫が副業をすることが対策となります。

 

最後に、あなたが兼業主婦で夫が働いていない場合は、夫が働くことが重要で、夫が働けない場合は、あなたが転職するか副業するしかないことになります。

 

このように、収入が少ない場合は、収入を増やすことが必要になります。まとめると次の通りです。

 

収入を増やす方法まとめ

  1. 夫の収入が変動制の場合は夫の報酬が上げるように仕事へ専心できるようにする
  2. 夫の収入が固定的の場合は、専業主婦がパートに出たり、在宅ワークをしたりする、夫が副業したりする
  3. 夫の収入が固定的の場合で、あなたが兼業主婦の場合は、あなたか夫が転職するか、副業する
  4. 夫に収入がない場合は、夫が仕事に就くか、あなたが転職するか副業する

在宅ワークや副業で収入を得たい場合は、副業で今より豊かに生きる方法でさまざまな角度から解説していますので、ご覧ください。

 

2.支出が多いためにお金がない

現状支出が多いために経済的に厳しい場合は、支出を減らす事が必要になります。どういう支出を、どれくらい削減できるかということについては、何にいくら使っているかの状況によって異なります。

 

支出が減ると言うことは、収入が増えるのと同じ価値があります。例えば、1万円収入が増えれば、1万円使えるお金が増えることになりますが、支出が1万円減った場合も全く同じように、1万円使えるお金が増えることになります。収入を1万円増やすのは容易ではありませんが、支出を1万円減らすのは比較的容易です。

 

なので、まずは家計簿を付けることが重要です。そしてどこにいくら使っているかを分析した上で、それぞれをどのように削減していくかを検討できます。家計簿は、Excelなどの表を利用しても、手書きで家計簿つけても、レシートを写メするだけのアプリなどでも、何でもよいです。

 

大切なことは、何にいくら使っているかを把握して、どこの支出を抑えるかを検討することだからです。※詳しいことは、究極の家計のやりくり術をご覧ください。

 

生活の質を落とさず無理なく節約する方法

支出を減らす方法は、いくらでもあります。ですが、例えば、車を売却して維持費を削ったり、遊びを我慢して支出を減らすとか、食費を削って節約するといった、「今の生活を変えるような節約法」は、継続することが難しいケースが多いです。なぜなら、節約するにあたり、我慢が必要になるからです。

 

一方で、例えば、以下のような節約法をすれば、これまでと全く同じライフスタイルで、純粋に支出を減らすことができます。なので、どれだけ我慢ができない人であっても継続できることになります。

 

  1. 電力会社やガス会社を見直して、光熱費を節約する
  2. 生命保険や自動車保険を見直して、保険代を抑制する
  3. 格安SIMに変えて通信量を安く済ませる
  4. 住宅ローンを見直して、家にかけるお金を減らす
  5. 高金利のローンを借り換えて、金利負担を軽くする
  6. クレジットカード支払いを活用してポイントやマイルをためる
  7. メインの銀行を変えて、ATM手数料や振込手数料を削減する

 

これは、一例ですが、今のライフスタイルを変えずに、支出を減らす方法はいくらでもあります。ひとつの節約方法はそんなに劇的な変化を起こさないかもしれませんが、これらをすべて実行すれば、それだけで毎月数万円レベルで節約できることになります。

 

お金の節約法については、当サイトでしっかりとまとめてありますので、以下のカテゴリをご確認ください。家計簿を使った現状分析法から、固定費、変動費と分けて、さまざまな種類の出費をそれぞれの項目で節約する方法が掲載されています。

【参照】お金を節約する方法カテゴリ

 

3.収支は悪くないのにお金がない

収支が悪くないのに、お金がないと感じてしまう場合は、貯蓄がないことが原因のこともありますが、基本的には精神的な問題であることが多いです。

 

精神的な問題というのは、お金は非常に強い力を持っていて、過去生きてきた環境の中で、さまざまなお金の体験を通して、いろいろな価値観を持つことによって生じます。

 

お金というのは、単なる紙や金属でしかありません。しかしそこに政府が価値を与えることによって、特別な意味を人が感じてしまうものです。

なので、お金そのものの問題というよりは、お金をどう捉えるか、捉える主体としてのあなたの価値観にフォーカスしていく必要があります。

 

詳しいことは、お金がないストレスとの付き合い方にまとめていますので、ご参照下さい。

 

収支が悪くない場合とは

ここで言う収支が悪くない状況というのは、毎月支出を全部終えた後に、手取り月給の10%以上残るケースや、収支がトントンで貯蓄が手取り月給の半年以上ある場合を指します。

 

  • 収入-支出>収入×10%
  • 収支がトントンで、貯蓄が収入の6倍以上ある

 

繰り返しますが、家計は個々それぞれの状況によって、必要金額が違いますので、一概にいくらあったら多いとか少ないとか、基準を示すことが難しいです。ただ、「一般的に」という断りを得た上で、目安として基準をご覧頂けたらと思います。

具体的な家計改善のヒント

基本的にはあまりオススメしませんが、万が一目先の生活があまりに厳しい場合は、カードローンを利用したり、消費者金融を一時的に利用するのは、「アリ」だと思っています。

 

昔は、年利27%というものすごい高い金利をとる消費者金融が多かったですが、今は、高くても年利18%でクレジットカードのキャッシングと変わりません。
キャッシングでも消費者金融やカードローンと同じ金利がかかってきますが、消費者金融では、プロミスなどで当初30日金利無料というサービスをやっていたりします。(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。)

 

このように、クレジットカードでキャッシングするより、かえって消費者金融のカードローンを利用した方がお得になることもあります。

 

ただし、注意して欲しいのは、そうは言っても、18%の金利というのはバカにできない数値です。もし借りなくて済むのであれば、お金は借りないに越したことはありません。また、どうしても借りざるを得ない場合は、できるだけ早くに返済してしまうことが重要です。

 

※借金の返済が多すぎて毎月借金を増やして生活しているような方は、債務整理を検討するのもひとつです。
詳しくは、【体験記】債務整理で人生を向上させるにはをご覧ください。

 

子どもの教育費は削らないこと!

また、いろいろと節約することは決して悪くないですが、子どもに関する支出については、あまり削ってはいけません。
子どもは未来そのものであり、健やかに育ち、幸せな大人になるためには、必要な経費というものは必ずあると思うからです。

 

できるだけ子どものための教育以外のところで、支出を減らしていきたいところですよね。

 

あなたには無限の可能性がある

あなたはできる!

あなたが今専業主婦であろうと、兼業主婦であろうと、どんなにお金がない状態であっても、必ず問題を解決して、乗り越えることができます。そして理想の人生を歩むことができます。

具体的な家計改善のヒント

私のブログでは、そもそも夫婦として幸せな家庭を築く方法から、経済の問題まで、あなたがトータルで幸せになれるようにさまざまな情報をまとめていますので、ぜひゆっくりと時間をとってご覧下さい。

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