幼少期に極貧生活を経験があったから、ビジネスで成功してお金持ちになる。
成功者の多くが、それぞれさまざまな境遇を経てビジネスで大きな成果を上げてきています。しかし、その多くが、実は最初からお金持ちだったわけではなくて、非常に貧しい状態からスタートして、大きな成果を作っていることをご存知ですか?
一方で、真逆の次のような言葉も良く聞きます。
富める者は益々富み、貧する者は益々貧する
つまり、お金持ちはどんどんお金持ちになるし、貧乏人はどんどん貧乏になるということです。実際に、現代社会では貧富の差が激しくなっていると聞きます。
- 貧乏するからお金持ちになるの?
- お金持ちは、ずっとお金持ちのままなの?
ということは、「今お金持ちの人の多く」は、「昔貧乏だったケースが多い」けれど、今は貧富の差が広がったから、貧乏人はお金持ちになれないということでしょうか。
何が本当で、何が間違っているのか
少なくとも私が見ている限り、れからも貧乏を経験した人がビジネスで成功してお金持ちになるケースは多く発生すると思います。実際に、今も、たくさんの貧乏経験者たちが日々ビジネスで大きな成果を上げて富を得ています。
一方で、すでにお金をたくさん持っている人が、投資や事業をさらに拡大させて、益々お金持ちになっている例も今後加速します。
つまり、貧富の差が広がろうが、そうでなかろうが、いつの時代でも、貧乏からお金持ちになる人は一定割合いて、元々お金持ちでずっとお金持ちでありつづける人も一定割合いるということです。もちろん、逆に、貧乏育ちでずっと貧乏の人もいれば、お金持ちで育って貧乏になっていく人もいます。
経済情勢が変わろうと自由競争の資本主義経済下において、いろいろな人が富んだり貧したりするようになっているわけです。
- 貧乏人→貧乏人
- 貧乏人→お金持ち
- お金持ち→お金持ち
- お金持ち→貧乏人
貧乏はしたほうがよいの?しないほうがよいの?
では、やっぱり、お金持ちになるのは、貧乏を経験したほうが有利でしょうか?だとすれば、貧乏経験をしたほうがよいのでしょうか?
結論から言えば、貧乏を経験したからといって、お金持ちになる可能性が高まることはないと思います。
ただ、これはおそらくでしかないですが、過去貧乏を経験したお金持ちは多いのは間違いないと思います。けれど、決して、貧乏はビジネスで成功するための必要条件でも、十分条件でもなく、ビジネスで成功できるかどうかは、あなた次第であるということを知っておいてください。
では、どうしてお金持ちの人には、過去貧乏をした経験がある人が多いのか、解説します。
- 純粋に確率論的に多くなるものであるということ
- 貧しいことの恐怖からネガティブモチベーションを発揮
- とにかく「やるしかない」状況を経験して行動量が多くなる
- 貧しいが故に強い願望を持って努力し続けることができる
- 何くそ根性で普通の人はしないようなことをできる
貧乏を経験した人が、ビジネスで成功した要因として考えられる点は、上記の5つのポイントです。
もちろん、これだけがすべてではないですし、ここから派生することもあると思います。ただ、私が分析した結果、貧乏生活に関連してどういう要素がビジネスの成功に寄与したかについては、この5点が大きいであろうと推測しているところです。(というか、本にも書いてあるので、必ずしも私個人的な意見というわけではないですが。)
それぞれ、簡単に解説していきます。
1.純粋に確率論的に「多くなるもの」であるということ
まず、一番目に考えられることは、基本的に人生において、ずっとお金持ちである人というのは、非常に数が少ないということがあげられます。なぜなら、お金持ちになるのは難しいですが、お金持ちであり続けることはもっと難しいからです。
お金持ち全体の中で、ずっとお金持ちだった人の割合が少ないわけなので、それ以外のは人はお金持ち以外の状態を経験したことがあることになります。だから、お金持ちの中で、過去貧乏した経験がある人の割合が多いのです。
当然、お金持ちではない状態というのは、「普通の状態」か「貧乏な状態」ということができますが、相対的に「普通の状態」というのは、「お金持ちの状態」に比べると「お金がない状態」なので、「貧乏な状態」に分類されることになります。
また、普通の状態の生活をしている人は、そんなに豊かではないので、例えば「大学時代に潤沢な仕送りがもらえないにも関わらず無駄使いをしてしまって貧乏生活を強いられた」など、多少なりとも貧乏な生活を経験する確率は高いです。
従って、純粋に貧乏だったからお金持ちなれたという人もそれなりに多いと思いますが、統計的に「貧乏を経験したことがある」人の割合は多いので、見た目上「お金持ち」の中に「貧乏を経験したことのある人」の割合が多くなってしまうのだと思います。
繰り返しになりますが、貧乏経験はビジネスで成功する必要条件でも十分条件でもありません。なので、決して貧乏を経験するからビジネスで成功するために有利ということはありませんので、誤解のないようにお願いします。それを頭に入れた状態で次に移って下さい。
ここから先は、貧乏だったけれどお金持ちになれた人が、どうしてビジネスで成功できたのはその要素を解説していくことになります。
2.貧しいことの恐怖からネガティブモチベーションを発揮
私も経験していますが、貧乏って本当に辛いです。明日支払うお金の工面や、まもなくやってくる月末の恐怖、支払いができなかったらどうしようという不安。また、お金がないのに支出ばかり次から次へとやってくるストレス。不自由感。
[char no="2" char="マネタイ"]あぁ~、こう書き連ねて思い出すだけでも、辛くて苦しい。そのくらい貧乏って苦しいです。
[/char]だから、一度でも本当の貧乏したことがある人なら、「もう二度と貧乏したくない」って思うでしょうし、現在進行形で「貧乏な人」は、なんとかしてここから抜けた出したいって思うことでしょう。
貧しさを経験したことがある人は、貧乏でいたくないから、「なんとか努力してビジネスで成功して豊かになるぞ」って気持ちを持つ人がたくさんいるということです。
もちろん、すべての人がそう考えるわけではなく、貧乏を経験して、「貧乏な状況の中でどう生きれば苦しくないか」を考える人もいます。また、いくら貧乏はもう嫌だと思っても、効果的に努力できなかったり、そもそも何もできなかったりすれば、ビジネスで成功できないので、そう思った人のすべてが成功するわけではありません。
3.とにかく「やるしかない」状況を経験して行動量が多くなる
貧乏な状況から豊かになるためには、とにかくビジネスを成功させるために「何が必要か」を考えないといけません。そして、「これだ」と思うことができたら、即実行しないといけません。
[char no="2" char="マネタイ"]貧乏な人は、お金がないので、ビジネスを立ち上げるためには、ひとよりも多くのことをしないといけません。必然的にたくさん行動して、失敗を積み重ねることが多くなりますが、それらを糧にすることで、成功へと近づくわけです。[/char]なぜなら、ビジネスで成功するためには、ビジネスで成功できるだけ自分のスキルを高めることが必要になりますし、スキルアップした自分がしっかりと活動しないといけず、決してちょっとやそっと努力したくらいでは、お金持ちになれないからです。
つまり、決めたことはすぐに実行しないと、あれこれ考えているだけでは、いつまで経っても何も起こらず、何も変化がなければ、到底ビジネスで成功できないからです。確かに慎重にプランを検討することは必要ですが、ビジネスはやってみないとわからないこともたくさんあるものです。
そして、いくら頭で考えても、やってみないとわからないことがたくさんある以上、わからないものはわからないので、考えるだけ時間の無駄ということになります。何かに取り組むことができれば、取り組んだ経験はうまくいったことであろうと、うまくいかないことであろうと、経験値としてストックされます。
その経験値は、自分の骨肉となって、あなたのスキルに転換されるので、とにかく行動することは成功する上で重要になるわけです。また、行動することで「不安」を払拭することができますので、悩む余裕ができません。ビジネスにおいてはメンタルは極めて重要ですが、忙しいほうが悩まなくて良いので、メンタルを良好に保つことができます。
だから、行動するしかない、やるしかないという切羽詰まった状態を作りだす貧乏は、お金持ちになるための一助となるわけです。
とにかく行動→失敗→経験値→行動→成功→自信→行動→失敗→経験値→スキルアップ
4.貧しいが故に強い願望を持って努力し続けることができる
貧しいからこそ、豊かになりたい、貧しさから抜け出したい、お金持ちになりたいという「強い願望」を抱くことができます。
例えば、平均的な所得にある人は、そんなに苦労することなく、毎日生活することができます。普通に生活することができれば、それはそれで幸せを感じることができるので問題なく、それ以上の幸せや豊かさを求めるよりも、「今の状態」を失うことを恐れることになります。
「今の状態」を失うことを恐れると、新しいことを求めようとはしなくなりますので、お金持ちになりたいとか、ビジネスで成功したいとか思わないということになります。
だから、普通の経済状態の人には「お金持ちになりたい」という強い願望を持つことが少なくて、貧乏な人のほうが「金持ちになりたい」「成功したい」「成り上がりたい」と強く願うことになります。従って、ビジネスで成功する要素、原動力となります。
5.何くそ根性で普通の人はしないようなことをできる
ビジネスで成功するためには、普通のことだけしていては、いけません。なぜなら、普通の人はビジネスで成功しないからです。成功するためには成功するために必要なことをしなくてはいけません。
- 普通の人=普通のことをする人
- お金持ちの人=お金持ちになれることをする人
ビジネスにおける成功者が少ないということは、それらの人が「すること」は、その他人の「すること」と「異なっている」ということです。つまり、お金持ちになるためには、普通ではしないようなことをしないといけないということになります。
では、普通ではしないようなことってどんなことかというと、それぞれ成功したい分野ですべきことは変わります。例えば、サイトアフィリエイトで稼ごうと思ったら、毎日3,000文字の記事を200日連続でアップするといったようなことです。非常に難易度の高いことができないと成功しないかもしれませんし、難易度は低いけれどそれを困難なくらい継続することが必要かもしれません。あるいは、難易度は低くて、継続性も乏しくてよくても、考えつくのが大変かもしれません。
- 実行が困難
- 継続が困難
- 発想を思いつくのが困難
何かしらの困難があるから、普通の人ではできないことなのですが、それを実行できるからお金持ちになることができるわけです。貧乏経験をしていると、根性が育つケースが多いので、普通の人ができないようなことを取り組むことができて、結果、お金持ちになる人もいるということです。あくまでも、そういう人がいるということで、必要条件でも十分条件でもありません。
あなたの求める人生は何?求める人生を歩むことが大切
以上のように、貧乏な人がお金持ちになるケースはたくさんあります。おそらくここに記載していないケースも多々あるでしょう。しかし、何度も言いますが、貧乏だからお金持ちになりやすいわけではありません。
貧乏でなくても、やることやれば、ビジネスで成功してお金持ちになることができます。なのでもし、あなたがお金持ちになりたい、ビジネスで成功したいと思うなら、どうしたら成功できるか、本気で考えて勉強してみてください。
情報化の世の中ですから、大概のことは調べればわかります。お金持ちになれることを実行できれば、必ずお金持ちになれます。なので、ぜひ本気で取り組んで、夢を実現していきましょう。
※貧乏は、お金持ちになるための十分条件でも必要条件でもないように、お金持ちであることは、幸せにいきるための必要条件でも十分条件でもないことにもご留意ください。
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