決める・守る・改善する=習慣による積み上げが大切だし楽

なたには「自分を守る習慣」、もっというと「勝ちパターン」がありますか?

メジャーリーグで活躍したイチロー選手は、シーズン中、毎日同じ時間に起きて、同じものを食べて、同じ時間に球場に行って同じ足から球場に入って、いつも同じ順番で同じ準備をして試合に臨んだらしいです。しかも、全く同じ段取りでバッターボックスに立って、全く同じモーションで構えて、打ちました。

これは、ひとつの例ですが、イチロー選手は自分の「習慣」と行動の「型」によって、自分を規定して、自分のパフォーマンスを整えたようです。それによって、コンスタントに結果を出し続けて、前人未踏の大記録を打ち立てました。

習慣と型によって成果の源

習慣と型で結果を作る

もちろん、イチロー選手が非凡だったのはそれだけではありません。当然、習慣も型も、効果的でない場合は変更を加えています。大記録を打ち立てた後で、最近になってまでも、バッティングフォームを変えたくらいです。

このようにあくなき追求心と、常に向上し成長し、変化を生み出す心構え、そして「変更するまでは」決して変わらない習慣や型、この両面があって、イチロー選手があると思います。

※イチロー選手は、最初から一流選手だったわけではありません。確かに、小学生から高校生までは、一流選手であったのは変わりなく、非凡な選手だったようです。しかし、プロとしてはドラフト4位でオリックスに入団して、イチローとして活躍するのは、入団3年目からのことです。つまり、イチローだって最初から超一流選手だったわけではないということです。

私たち凡人の人生にも適用できる

私たち凡人の人生にも適用

私たちは、決してイチロー選手のように超一流なプロになる必要はありません。

あなたの人生は、他の誰でもなく、あなた自身のものです。他の誰かと比べる必要はなく、あなたがあなたらしく、あなたが決めたように生きたらよいものです。

他の誰かにジャッジされる必要はありません。あなたは、完全に自由だからです。

しかし、あなたに夢や目標があって、目標を達成するために、より効果的に生きようと思ったら、これから話すことは非常に重要です。なぜなら、目標が決まっていて目標を達成したいと思ったのであれば、ただやみくもに好きなことをしても、目標達成はできないからです。

目標に対して効果的な行動とは

想像してみてください。

「富士山に登りたい」とあなたが目標を決めたとします。あなは今、東京は日本橋にいたとします。

そこで、仮にあなたが、「今日は暑いからプールに行こう。」とか「今日はウニが食べたいから小樽でウニを食べよう。」と考えて行動したとしても、それは決して間違ったことではありません。

それぞれ、あなたが決めた行動なので、全く問題ないですし、それぞれ楽しかったり、おいしかったり、よい経験ができます。でも、それでは絶対に富士山に登れません。それだけは間違いありません。

日本橋にいるあなたが、「プールに入りたいな」と思って豊島園に向かったとします。その際に、「たまたま富士山の山頂に着いていた」ということが起こると思いますか?

あなたが、「ウニが食べたいな」と思って、羽田から飛行機で小樽に向かったとして、「たまたま富士山の山頂に立った」ということが起こると思いますか?

絶対に、起こらないですよね?

目標達成は偶然ではない!

行動自体をとれば、「豊島園でプールに入る体験」も「小樽でウニを食べる経験」も、「富士山に登ること」も、それぞれ異なる価値を持っており、どれが優れているとか劣っているとかいうことはありません。

あなたが望む通りにすればよいだけのことになります。

しかし、「富士山に登ろう」と目標を決めたとしたら、日本橋から「豊島園に向かうこと」や「羽田空港に向かうこと」は、決して「効果的とはいえない」と思います。思いますというか、「効果的ではない」と断言できますよね。

このように、夢や目標があったとしたら、それに向かって「効果的に行動すること」が重要になります。目標達成は偶然できるものではないのです。

目標達成に効果的なことは?

目標達成に効果的なこととは

では、あなたが目標を達成するために「効果的なこと」とは何でしょうか。

それはあなたがどんな夢や目標を持っているかによって変わってくると思います。当然ですよね。

ただ、行動様式として、「どんな夢や目標を達成するにおいても重要なこと」があります。それが、今回あなたにお伝えしたいことです。つまり、日々の行動をできるだけ「決めて」「その通り守って」さらに「それを改善する」という習慣を持つということです。

イチロー選手がやっていたのと全く同じことなのですが、ここから詳しく解説していきます。

自由が人をダメにするのは本当か???

自由が人をダメにするのは本当か?

私は2018年4月3日から本当に自由に生活するようになりました。長男が中学校に上がって寮生活に入り、下の子はまだ0歳児で生活にリズムはあれど寝ている時間が長いからです。私の仕事はアフィリエイターというインターネットの仕事で、いつでもどこでも取り組めるものです。

私は、何時に起きて、何をしてもよく、そして何時に寝ても良いという状況になってしまったのです。

自由になる直前の生活は?

4月3日までは、毎朝6時半に起きて長男の朝食の準備と学校の準備をして、7時に起こしてご飯を食べさせて身支度をさせて、7時40分に送り出します。そこから昼まで仕事して、昼食後は買い物に行ったり家事をしたりして、夕方に長男を卓球練習に送って行き、一旦帰宅して夕食の準備をする。20時に卓球練習が終わるので迎えに行って帰宅して、家族でご飯を食べて風呂に入って長男を寝かして、そこから0時まで自由時間。

こんな生活で、割と大変な毎日だったのですが、それが一変しました。息子を起こしたり、ご飯を食べさせたりする必要がなくなったのです。私と妻の二人だけのご飯は質素で構わないですし、時間の制約が見事になくなりました。

自由を得た代償

結果、朝7時に起きることさえ大変になって、生活のリズムはズタボロになりました。

そして、毎日「今日は何をしようか」考えているうちに9時も過ぎてしまい、10時くらいからようやく、近所のコメダ珈琲に行って2〜3時間仕事をして帰って昼飯を摂って、また午後何をするか考えているうちに、夕方になってしまう。そんな生活になっています。

しかも、「今日何をするか」考えていると必ず、遊びたくなります。

今日くらい仕事しなくてもよいかと思ってしまうのです。結果、2018年4月〜6月一杯は、1日平均3時間も仕事をすることができない毎日を送ってしまいました。

あちこち温泉に出かけたり、買い物に行ったり、観光したり、遊んでいる時間が非常に多くなってしまいました。

楽しいかどうか?効果的かどうか?

これらの行動は、私の夢や目標を考えると決して効果的とは言えないことです。

ただし、こういった生活はこういった生活で、それこそ、「好きな時に好きなことを好きなようにできる」ので、楽しいと言えば楽しいです。満足度がないかといえば、とても満足です。夕方は、下の子をベビーカーに乗せて、散歩してビール飲んで、気分よく一日を終えることができて、とても楽しいです。

でも、「自分らしい自由で豊かで幸せな人生を歩む人」を増やすこと、「純資産1億円を作ること」、この目標達成を考えると決して効果的とはいえません。

そして、気づいた大切なこと

私にはしなくてはいけないことがあります。自分の人生にミッションを持っています。だから、ただ楽しければそれで満足なわけではありません。

だけれど、こんな生活をしてみて、自堕落になって、遊び呆けたからわかったことがあるのです。

それは、本当に自分らしい自由で豊かで幸せな人生を歩むためには、習慣によって、自分の行動をコントロールしないといけないということです。習慣によって自分をコントロールしなければ、常に何をするか考えなければならず、それだけで重労働ですし、当然ブレブレになってしまうことに気づいたのです。

そして、習慣を作るのは、とても大変だということを知りました。

たくさんの誘惑・・・

なぜなら、今日私はどこにいっても何をしても自由だからです。常に、どこかに行って「思い出を作るという大切な選択肢」もあれば、家族との時間を減らして「仕事をするという大切な選択肢」もあります。

平日で晴れていたら、「どこも空いているだろうし心地よいだろうな遊びに行きたいな」と思います。平日で雨が降っていれば家から出たくなくなります。休日は休日で、みな休みだからそんな中家族だけを放置しているのも「可哀想だな」と思ってしまったりもします。

つまり、自由過ぎると「考えないといけない幅」があまりにも多くなりすぎるのです。そしていちいちすべてのことを考えていると「予定を決めるだけで精一杯になったり、効果的な行動を取れなかったりする」のです。

習慣に自分を支配させる方法

習慣に自分を支配させる方法

だから、私たちにとってとても大切なことは、私たちが一日をどういう風に過ごせば効果的なのかを考えて、「予定を決めること」です。そして、予定を守り継続して、常に予定を改善すること、です。それを習慣にすることで、効果的な行動がより効果的になっていき、目標を達成できることになります。

何事も習慣となれば、人は簡単に行動することができるようになります。

大切なことは、予定を決めたら、簡単には融通を効かせないことです。融通を効かせ始めるとあっという間に私たちは予定からブレていってしまいます。だから時間の余裕と自由時間をちゃんと確保して、調整をきかせるような予定を組んで、しっかりと予定通り動くようにし、簡単には融通を効かさないようにしましょう。

行動を変えるのではなくて、習慣を変える

そして、もし行動を変更するのであれば、できるだけその日単独で行動を変えるのではなくて、予定自体を変えるようにすることです。

その日だけの行動を変えるとブレて、習慣形成ができません。予定を変えるということは、その変更した内容を習慣にするという根本的な変更になるので、効果的です。

つまり、行動を変えるのはなくて、習慣を変える=改善するということです。

習慣はあなたを守り成果を作る

よい習慣は、私たちを守ってくれます。目標へと自動的に向かうようにしてくれます。

もしいま、あなたが自由過ぎて困っているのだとしたら、どういう一日を送るかを考えて時間割を作って下さい。

仮にあなたがサラリーマンなのでしたら、きっと「ほとんどのこと」例えば出社時間や休憩時間などが決められていて習慣になっていると思います。その場合、もしプライベートや副業で目標があるのでしたら、休日に自分らしい習慣をつくってみてください。

計画化のポイント

その際のポイントは、「意欲だけ」でぎゅうぎゅうな計画にして、大変過ぎる予定にしないことです。1時間で終わるようなことは、1.5時間予定をとって多少なりとも遊びを作っておくことです。

そうすることで、無理なく習慣形成していくことができるようになります。そして、もし予定に無理があるとわかったら早めに予定を変更して、より効果的な習慣を作っていってください。

予定を決めて、守って、改善して、習慣にする

 

これが重要になるのです。

とりあえずスタートを着切る

いきなり完璧な習慣を作ることはできませんので、まずは「とりあえず」スタートして、修正してよりよい習慣を作っていきましょう。1年、2年単位で、よりよい型を作っていけるようにしましょう。

イチロー選手が今の習慣を作るに至るまでどれだけの時間と労力がかかったのかを考えてください。イチロー選手の習慣はイチロー選手にとって役立つ習慣であって、あなたにはあなたにあう習慣があるはずです。だから、あなたらしい習慣を0からじっくりと時間をかけて作っていってください。

しっかりと習慣に自分を支配させることが、目標達成にとって非常に大切なことになりますし、毎日毎日いちいち予定を考えるよりも「習慣に生きる」ほうがずっと楽だということを今日はお伝えしました。ぜひあなたの腑に落ちるまでしっかりと読み込んで頂けたらと思います。