自由で豊かに生きる

  • 多くの人が、もっと時間があったらなという。
  • 多くの人が、もっとお金があったらなという。
  • 多くの人が、もっと才能があったらなという。

くの人が、自由と豊かさと才能を求めています。でももし、本当にそれが手に入ったとしたならば、人間がどうなるか、知っている人はどれだけいるのでしょうか?

そもそも、多くの人が、時間やお金や才能が手に入らないことを前提に、ないものねだりで、ただ「欲しい」と言っているのか、それとも本当に欲しているのか、どうちらなのでしょうか。

求めて手に入れたはずの理想の「自由と豊かさ」=「苦行」

おそらく答えは、こうです。

自分には無理と思っているか、欲してるけれど現状を変えるのが嫌で何もしていない=本当には求めていない=今の現状を壊してまでは手に入れたいと思っていない=自分にはこれが適切と考えている、これが答えだと思います。

でも、一部の人は本気で、もっと自由になりたい、もっとお金がほしい、もっと才能がほしいと思っています。

結論から言えば、自由と豊かさと才能は、手に入れると自分を不幸にしてしまう可能性があり、その不幸に打ち克ったときに、本当の幸せを手に入れることができるということです。

この不幸を作り出すのは、他の何でもない「自分」なのですが、自分という存在が自由や豊かさ、才能を手に入れたときに、どう反応するのかということを観て欲しいと思うわけです。

しかし、その前に、口先だけでもっと自由になりたい、もっとお金がほしい、もっと才能がほしいと言っている人へのアドバイスを書きたいと思います。

最初から望まないという選択肢

自分の本当の願望

もし今あなたが、自由で豊かでなくて、才能もないと思っているとしたなら、自由で豊かになるのはとても大変です。

実際のところ、ネットが普段の生活にこれだけ浸透していて、欲しいものがすぐ手に入る時代で、自由で豊かになるのは、これまでの人類の歴史を振り返っても、いまほど簡単な時代はないと思います。

ホリエモンや与沢翼さんなんかをみていても、自由と豊かさを手に入れるのは、比較的短期間の努力で可能だと思います。

ホリエモンや与沢翼さんレベルではなく、例えば、私レベルの自由と豊かさを手に入れるのでしたら、1年くらい本気で頑張れば確実に達成できると思います。

ちなみに私は、2012年6月からインターネットビジネスをはじめて、2012年後半に月に数十万円稼げるようになって、2013年4月には独立して専業のアフィリエイターとなりました。

以降、いろいろとありましたが、年収で1,000万円を切ることはありませんし、仕事の時間も極めて短いです。毎日、子どもとご飯を食べて、子どもと風呂入って、子どもが寝付いてから夫婦でお酒を飲む時間を持てています。

自分の好きなように生きることができる

ライフスタイル自体は、今は朝型に戻そうとしているところですが、いずれにせよ、子どもの学校行事と習い事以外には何も束縛されない状態で、本当に自由で豊かに生きれていると思います。

また、仕事も主にホームページがお金を稼いでくれるので、私はメンテナンスと将来にわたってこの収入が維持できるように戦略を考えることと、そのための施策をすることだけで大丈夫です。

一方で、私には夢とビジョンがあるので、その夢とビジョンが仕事と一直線上につながるようにも考えているところで、一歩一歩躓きながら進んでいる状況です。

不自由な制限された時間を生きたからこそ言えること

過去私は、都会で週6日毎日12時間以上働く生活を過ごしましたし、田舎で月給14万円で週休2日で働くことも経験しました。

時間やお金に制限される人生を歩んできました。

その経験上言えることは、かりそめの自由を手に入れるくらいなら、まだ時間とお金に制限を設けられて、その与えられた状況下でいかに幸せに生きるかを追求し、そもそも自由になることを求めないほうが幸せだと思います。

自分を成長させないといけない

自分を成長させないといけない

お金を稼いで、さらに自由になるには、当然努力して才能を伸ばす必要があります。

才能を伸ばすには、今の自分を否定して今を打破して、新しい自分にならなくてはいけません。

しかし、人間は習慣の生き物なので、簡単に自分らしさなんて変えることはできません。

常にこれまでの自分のパターンを守ろうとして生きてしまうので、なかなか自分というものを変えることができないことが多いわけです(これが多くの人が最初に苦苦労する部分です)。

さらなる苦行が待ち受ける

そして、ある程度お金を稼げるようになると、さらなる苦悩が待っていることになるので、苦行して自分を変えることが好きな人以外は、あえてお金持ちになることや、時間的な自由を得ることを望みすぎないほうがよいと思います。

サラリーマンをやりながら、幸せに生きられる人もたくさんいるので、人生はいかに主体的に生きるかによって、その幸せ度は変わると思います。主体的な度合いと、幸せな度合いは比例すると思うわけで、自由度や豊かさというのは、幸せ度数に直接的に影響してこないと思います。

そうであるならば、より主体的に生きる努力しさえすれば、自分の人生にイエスということができ、人生に満足して、幸せに生きることができると思うのです。

そのほうが、苦しみは少なくて済みますし、自分を変える努力もそんなにいらないので、あえて自由やお金を求めるより、よっぽど楽だと思うのです。(ちなみに、自由とお金を求めるな、ということではありません。)

人生にとって最も大切なこと

人生にとってもっとも大切なことは、自分が生きたいように生きることだと思います。

ただ、今受けている時間的、経済的な制限に不満を抱えているレベルで、自由とお金を得たいと思うのであれば、おそらくそれは、本当のあなたの願望ではありません。本当の願望があるけれど、それを叶えるために、その制限がじゃまをしていると思っているだけだと思います。

だとしたならば、その制限(時間とお金と才能)をとるのではなくて、他の方法で、願望を実現する方法を探していきましょう。

必ず方法はあるはずです。

サラリーマンだろうと、公務員だろうと、自己実現することは十分可能です。

あなたの本当に求めているものは何?

あなたの本当に求めているものは何?

あなたの本当の願望を実現する人生こそが、あなたにとってもっとも大切なことになると思いますので、ぜひ自分の願望は何かを明確にして、それを得るための努力をされることをオススメします。

※あと、自分には無理だと思う人には無理なので、最初から求めないほうが幸せです。もし本気で求めているとしたら、自分には無理と思わないようにしないといけません。そうすることで、実現は可能になります。

自由やお金を得るという回り道をするよりも、直接的に願望を満たす方法を探すほうが、ずっと効果的だと思うのです。

一方で、自分を変えるどんな苦しい努力をしてでも、才能を身につけて自由とお金を得たいと思う人もいるでしょう。

ここから下は、そんな方に自由の苦しさについてお伝えしたいと思います。これは、自由を得てから、必ず取り組まないといけない課題なので、いまから考えておくようにしましょう。

自由との戦い

私は、2013年4月に独立して、自宅で作業をすることになりました。当初は、アフィリエイト収入が月に70万円くらいになっていたのですが、そこから一旦30万円くらいにまで下がって、そこから夏頃に100万円を突破することになりました。

ここに、自由との戦いがあったのです。

自由との戦いと苦悩

私はもともと東京で一生を捧げる覚悟をしていた投資不動産会社で、週6日毎日12時間以上働いていたのですが、離婚を契機に、息子との時間をしっかりと取るために、島根県の隠岐の島に引っ越して参りました。毎朝7時半に出勤して、本当に一生懸命自分を律して努力してきたと自負しています。

なので、自分を律して自分の夢や仕事の成功のために、時間を有効に使う自信があったのですが、いざ本当に自由になってしまい、ある程度の収入を得られるようになってしまうと、それがなかなかできなくなったのです。

2013年4月までは、毎朝3時に起きて、息子を起こす6時半まで3時間半アフィリエイトの作業をしていました。そして、サラリーマンの仕事をして帰宅という流れだったのですが、独立していざ会社に行く必要もなく、子どもを小学校に登校させてからは、本当に自分の好きなことをしてよくて、仕事もいつしてもよくなったのです。

楽に流されるようになった

そうすると、ちょっと疲れ気味という理由だけで、「今日ぐらいいっか」と作業をサボったり、「眠たいから」という理由で眠ったり、「天気がよいから」という理由だけで野山に遊びに行ったり、「誘われた」という理由だけでお茶しにいったりと、本当に作業する時間が減ったのです。

サラリーマンしながらでも3時間も作業できて毎月70万円稼げるくらいになるわけだから、独立したら余裕だなと思っていたのがとても甘かったと思いました。

つまり、独立して、時間を束縛するものがなくなった瞬間、自分の自由にできる時間だけになった時間を、完全に自分でコントロールする必要ができたのです。そして、たくさん時間があるが故に、ちょっとした自堕落な自分の自堕落な行動を自分に許すようになってしまい、歯止めがきかなくなったのです。

主体的に自分を律すること難しさ

主体的に自分を律すること難しさ

自分を律することに自信があったにも関わらず、環境が本当に自由になってしまうと、自分を律することがこんなにも難しいんだということを思い知りました。

そこから、自分との戦いです。必死にビジョンを見つめて、本当になりたい自分像を思い描き、自分で自分の時間を定義して、しっかりと生きるようにしました。

現在では、仕事する時間はそんなに多くはないですが、ものすごく集中して仕事をして、それ以外を大切なことのための時間と、しっかりと意味づけして、過ごしているので、自由でありながら、本当に幸せに暮らせています。

しかし、自分で自分を律することなしには、この幸せは得ることができません。

自分の時間を支配しなければ自由を失う

自分を律することができなければ、どこまでも怠惰になてしまい、いつしか収入も下がり元の木阿弥に帰することが見えています。現実に、そんな人をたくさんみてきました。(目的やビジョンがなくて、たまたまネットビジネスでお金がまぐれ稼ぎできてしまった人は、今とても苦しんでいます。)

そして、そんなこと(自由を得た人間が堕落すること)は知っていたにもかかわらず、自分が堕落したように、自由と豊かさを求めるあなたが、実際に自由と豊かさを手に入れた際に、堕落してしまわないように、アドバイスしたいわけです。

もちろん人間ですから、多少なりとも堕落することはあるでしょうし、それは大筋問題ありません。しかし、長い目でなんとかなると、堕落が続くと必ず大きなしっぺ返しが来るのは世の必然です。

自分を律すること、自由で豊かになることをゴールとせず、さらにその先のビジョンを見続けること、これをオススメしたいと思います。

本当の戦いは、自由と豊かさを手に入れるまでではなくて、自由と豊かさを手に入れてから、さらなる高見に登る際にあるのです。