どこからもお金を借りられなくて困ったときはどうしたらよい?

金がなくて困った!お金を借りたいけれど、どこからも借りられない。そんな大ピンチな状態にあるあなたへ、その状況を乗り越える方法についてお教えします。この方法は、過去金融会社で勤めていた私が活用した非常に有効な方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

「お金がない困っているのに、どこからもお金を借りられないこと」の対処法を考える際に重要になるのは、問題を混同せずに、ひとつずつ解決していくことです。お金がない状況で、どこからも借りられない場合、次の2つの問題が内在しており、ほとんどの人がこの2つの問題を混同しています。

 

  1. 今、目の前に使うお金がないこと
  2. お金を借りることができないこと

 

この2つの点です。まず最初にはっきりさせて頂きたいのは、この2つは全く別の問題だということです。

 

お金がないこととお金を借りられないこと

お金がないことと借りられないことは別

 

1つ目の、使うお金がないことは、「それはそれで」解決策を探っていく必要があります。一方で、お金を借りることができないことについても、「それはそれで」原因と対策を取っていくことが必要です。

 

多くの人が、

 

「お金がない」→「借りてなんとかしなきゃ」→「どこもお金を貸してくれない、借りられない」→「お金がなくて困ってしまう」

 

というように、完全に一連のつながった流れとして認識してしまっているので、上記2つの問題を混同してしまい解決の糸口がなくなっているのです。

 

お金がないことと、お金を借りられないことは、それぞれ別のことです。

 

お金が足らないのを解決するのは、何も借り入れだけがすべてではありません。また、一方でお金が借りられないというのは、それはそれで不便なことなので、何とかしたいところだと思います。

 

なので、それぞれ別の解決策を探っていけばよいのです。

 

ここでは、どうしてあなたがお金を借りられないのかを明確化すると共に、どう対処すればよいかをまとめました。最後までご覧頂いて、適切に対処して頂けたらと思います。

 

お金を借りること、とは

お金を借りることの意味

 

お金を借りることは、お金がない時の解決策でもあると同時に、未来にお金を増やすための方法としても非常に重要な役割を担うことになります。どうして今あなたが借りられないのか、そこを探ると同時に、しっかりと解決をして、より豊かに生きていけるようにしていきましょう。

 

当サイトでは、これまでお金がない状態の原因と対策、対処法を複眼的に捉えて解決してきました。かなりのアイデアがちりばめられていますので、以下のページを参考にして解決策を探ってください。【参照ページ】お金がない時の対処法

 

※このページで、お金を借りられないと表現する際に、借りる相手は銀行や消費者金融、クレジットカード会社や信販会社などの金融業者を想定しています。業者以外の知人友人親類については、全くの別問題になりますのでご了承ください。

 

お金が借りられない理由

お金が借りられない理由

 

まず、明確にしないといけないのは、あなたがどうしてお金を借りることができないのかということです。業者がお金を貸してくれなくなる理由は、たった一つです。

 

それは、

 

あなたにお金を貸しても、「返ってこない確率が高い」とみられている

 

ということです。

 

これが簡単な理由ですが、実際のところはいろいろと事情は複雑なので、以下の5つに細分化していきます。

 

  1. 個人信用情報に異動情報等ネガティブなものがある
  2. 金融機関独自の支払い経過に遅れ履歴等がある
  3. 総量規制のかかる状態まで借り入れが膨らんでいる
  4. あなたのお金の借入額が高額になって該当会社の与信枠がない
  5. たまたま借りようとした会社が貸してくれなかっただけ

それぞれ、簡単に解説したのちに、解決策をまとめていきます。

 

1.個人信用情報に異動情報等ネガティブなものがある

金融業者は、あなたにお金を貸すかどうかを判断する際に、自社の借り入れや返済状況と合わせて、金融情報機関が共同で情報を提供しあって運営している個人信用情報機関の情報を照会します。

 

代表的なものでは、CICやCCB等の複数の個人情報信用機関があり、それぞれ連携して情報を収集・保持・運用しています。

 

これらの情報は、加盟している金融機関等が、当人の承諾を得て照会運用することができるものです。なので、個人情報の照会がかかる際、つまり借り入れ申込時には、必ず「個人情報の利用収集に関する同意書」等で利用の同意を求められます。

 

審査の際には、この同意がなければ審査が進まないようになっているくらい重要なものなのです。この個人信用情報機関では、次のような情報を共有しています。

 

個人信用情報期間に登録されるデータ

あなたの借り入れ金額や借り入れのうちいくらがお金の借り入れでいくらが割賦か。また、毎月の返済状況はどうなのか、債務整理情報等はあるのか、いつどういう意図で個人情報の照会がかかっているか(申し込み履歴)などです。(借入額を割賦とお金の借り入れと分けたのは、車のローンや家のローン、クレジットのリボと、キャッシングでは「扱いが違うから」です。)

 

この信用情報を元に、金融機関がどう審査するかは金融機関毎に基準が違うので何ともいえませんが、借入額の多さや過去2年間ほどの支払い履歴で何回遅れがあるかが審査基準としてみられます。

 

また、その中でも、支払いの遅れが3ヶ月継続したり、債務整理した情報が掲載されると、「異動情報」という扱いになります。異動情報というのは、いわゆるブラックになったことを示すもので、これが信用情報につくと基本的にはお金を借りることができなくなります。

 

また、仮に異動情報がなくても、支払い履歴に事故が複数回あったり、借入額が多かったりすると、同様にお金を借りることができないことがあります。→ただし、支払い履歴や借入額は申し込み金融業者やあなたの状況によって変わるので一概に借りられない絶対条件とはいえません。

 

2.金融機関独自の支払い経過に遅れ履歴等がある

次に、個人信用情報の前に、そもそも、借り入れの申し込みをした会社での支払い履歴で遅れ等ネガティブな情報があると、当然のことながらお金は借りられません。

 

ここでいう遅れというのは、段階があります。

 

例えば、自動引き落としの設定がしてあって、毎月利用分を引き落としにて支払っている場合で、たまたま引き落としができなかったことが何回かあったとしても、その後すぐに支払っている場合は、そんなにネガティブな情報になりません。

 

人間なんで、口座にお金を入れておくのを忘れるというミスをすることはあるからです。もちろん、引き落としできないことが年に何回もあってはいけませんが、1年に1回くらいあっても、全く問題なく、個人情報機関にも登録はされません。

 

しかし、引き落としができなかった時に督促が来て、いついつまでに振り込んでくださいと言われていたのに、その日までに振込にて返済しなかったり、再引き落としの日に再度引き落としができなかったりした場合は、非常にネガティブな情報になってしまいます。

 

こういうことが複数回あると基本的に金融機関はお金を貸してくれませんし、この事実は個人信用情報機関に登録されることになります。当然、他社もその情報を見て貸し出しを渋ることになります。

 

3.総量規制のかかる状態まで借り入れが膨らんでいる

現代では、あなたが一定額以上借金しないように、総量規制といって、法律によって「あなたが借り入れできる金額」が制限されています。総量規制とは、銀行以外の金融業者からの「お金」の借り入れを制限するもので、年収総支給額の3分の1に制限されています。

 

なので、あなたの年収の3分の1以上、銀行以外からのお金の借り入れがある場合、どの銀行以外の金融業者からもお金を借りることはできません。

 

総量規制の対象となる借り入れは、個人信用情報でしっかりと管理されていますのでどうすることもできません。

 

※総量規制の対象となるのは、銀行以外の金融業者からのお金の借り入れに限ります。逆にいうと、銀行にお金を借りる場合は総量規制の対象とはなりませんし、個品割賦などのお金を直接借りるのではないクレジット等信用取引は制限を受けません。

 

ただし、総量規制を受けるような状態になるくらいの借り入れが銀行以外にある場合は、よほどの理由がなければ、銀行も貸してくれないことになります。その点は注意が必要で、工夫をしなくてはいけなくなります。

 

4.あなたのお金の借入額が高額になって該当会社の与信枠がない

金融業者は、それぞれ、顧客に対して「与信枠」というものを設定しています。

 

与信枠とは、あなたにいくらまでなら貸してもよいでしょうと、「あなたに貸せるお金の限度額を定めたもの」で、業者にもよりますが、「キャッシングの与信枠」「信用取引の与信枠」等わけて決められています。

 

あなたが借り入れ申し込みをした会社のあなたへの与信枠がいっぱいの場合は、仮にあなたの借入額が総量規制の額に達していないとしても、またあなたの信用情報に問題がないとしても、あなたはお金を借りることができないことになります。

 

つまり、このケースではお金を借りられないのは、あなた自身の問題というよりも、あなたに対する業者に信用力評点による、ということができます。

 

5.たまたま借りようとした会社が貸してくれなかっただけ

あるいは、あなたが申し込みした会社がたまたま今回、何らかの事情で、お金を貸してくれなかった可能性もあります。つまり、運が悪かっただけということです。

 

事情はさまざまですが、審査基準はそれぞれの会社で分かれているので、どういう事情であなたがお金を借りられなかったか知ることは難しいです。

 

当然申し込みした会社に聞いても教えてくれません。

 

考えられることとしては、上記の4つの理由の他に、消費者金融の申し込み履歴や借り入れ履歴があるのを嫌われたり、直近で借り入れがたくさん増えていたり、クレジットカードのリボ残高が多かったり、直近に一度だけ支払い遅れの履歴があるなど、さまざまです。

 

これらは、会社によって、どう解釈するか分かれる程度のネガティブな情報なので、他の会社だったら審査が降りた可能性がないとはいえません。

 

従いまして、他社に申し込めばお金が借りられる可能性があることになりますが、申し込みをすると「照会情報」が半年間掲載されることになりますので、複数社に申し込みをすれば、申し込み回数が増えるほど、審査は厳しくなります。

 

なぜなら、照会履歴から「契約情報」として個人信用情報として登録されるまでには、最低1ヶ月以上の時間がかかるので、他社で契約がなされたかどうか知る術がないことが理由です。また、他社で照会されているのに別の申し込みをするということは、他社で断られたんだな、つまり何か事情があるんだなと憶測される可能性があるからです。

 

さて、あなたは上記5つのうちのどれに該当してお金を借りられなかったでしょうか。ここからは、それぞれの原因別の対処法をまとめていきたいと思います。

 

お金を借りられない時の対処法

お金が借りられない解決策

 

これまでお金が借りられない原因について解説してきました。細分化して5つに分類しましたので、それぞれの原因に応じて、対処法を書いていきます。

 

原因が分かれば、その原因を潰すことが、基本的には対策になりますが、個人信用情報は一筋縄ではいかない面もあります。それぞれ詳しく解説しましたので、ご確認ください。

 

1.個人信用情報に異動情報等ネガティブなものがある

異動情報が消えるのは、異動情報の元となる事故が解消してから5年後となります。例えば、あなたが3ヶ月以上にまたがる遅れをしたとして、その遅れを解消してから5年経過後に異動情報は消えることになります。

 

また、例えば、自己破産した場合は、同時廃止した日から5年後に異動情報は消えることになります。

 

この異動情報があるうちは基本的には新規の借り入れは難しいので、金融業者からの借り入れは断念したほうがよいです。

 

※個人信用情報機関を見ないような、闇金からは、絶対に借り入れはしないでくださいね。一旦諦めて他の方法を探ってください。

 

次に、単なる遅れの履歴でしたら2年で消えます。

 

なので2年待てば、普通に借り入れできようになると思います。

 

また、遅れの回数等がどの程度かにもよりますが、1.2回であれば、消費者金融であれば、審査が降りる可能性もありますので、他社で申し込むのもひとつです。

 

※当サイトのオススメ消費者金融については、次のページをご覧ください。【参照】消費者金融を選ぶならプロミス一択!

 

2.金融機関独自の支払い経過に遅れ履歴等がある

各金融業者の独自の情報にネガティブな情報がある場合、基本的には情報は消えません。

 

異動情報みたいに5年で消えたりすることはないので、支払い関係の事故を起こした金融業者からは、よほどの事がない限り、借り入れを起こすことはできません。

 

また、あなたにとっても無理矢理その業者からお金を借りる意味もないと思いますので、他の業者を当たることをオススメします。

 

3.総量規制のかかる状態まで借り入れが膨らんでいる

総量規制がかかるくらいに、銀行以外からの借り入れが膨らんでいる場合は、銀行から借り入れを起こすようにしましょう。ただし、先にも書きましたが、銀行以外からの借り入れが膨らんでいる時は、当然銀行もお金を貸してくれにくくなります。

 

でも、例えば不動産を担保に入れたり、保証人を立てたりすることで、信用力をアップしてお金を借りることは可能になります。またしっかりと事情を説明して銀行が返済が見込めると判断するなら、おまとめローンみたいにしてもらうこともできます。

 

おまとめローンとは、銀行以外からの借り入れも全部まとめて銀行からの借り入れで返済してしまい、借り入れを一本化することです。返済口数が減ることで、月額の返済額を減らすことができるケースも多いです。

 

こうすることで、あなたは支払いを減らすこともできるので、場合によっては銀行が貸してくれることもあります。東京スター銀行等がおまとめローンで有名ですが、あなたが給料の振り込み先にしている銀行や住宅ローンを組んでいる銀行、つまりあなたのメインバンクに相談するのが一番手っ取り早いと思います。

 

4.あなたのお金の借入額が高額になって該当会社の与信枠がない

このケースは、基本的に申し込みした業者での与信枠がないだけですので、次の5.またま借りようとした会社が貸してくれなかっただけ、と同じ解決策で、他の会社に申し込みをしてみてください。

 

ただし、先にもお伝えしましたが、いろいろなところに申し込みをすればするだけ、審査は厳しくなるので、慎重に申し込み先を選ぶ必要があります。

 

一般的な審査の厳しさでは、以下の通りになっています。

 

ヤミ金<<消費者金融<信販会社<銀行

 

なので、例えば銀行で断られたのなら、信販系に申し込みをしたり、信販系に申し込みをして断られたのなら、消費者金融にしたりして、少しでも緩い方へ申し込み先を変えるなどして、対処しましょう。

 

5.たまたま借りようとした会社が貸してくれなかっただけ

上記、4.と全く同じ解決策になりますので、上記のとおり対処してください。

 

 

 

ここまで、お金が借りられない原因と対策を照会してきました。すでにお伝えしたとおり、お金を借りるのは、お金がない状態の解決策の一つにすぎません。容易に借金に頼るのではなくて、そもそも根本的な解決策を考えることもひとつ頭にいれつつ、参考にして頂けたらと思います。

 

お金がない時の対処法カテゴリは、非常に参考になるさまざまな記事を配信していますので、ご覧下さい。

 

 

 

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