人生は何が起きるかわからないものです。借金から逃れるために債務整理をしたとしても、生活が苦しくなったり、大きな出費が必要になるとお金を工面しなければなりません。
しかし、「債務整理中にキャッシングできるところってあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回の記事では債務整理中でもキャッシングが可能な消費者金融をいくつか紹介します。
ただし、それでは借金を繰り返すことになりますから、借金のループから逃れる方法も合わせてお教えいたします。借金を繰り返さないためにも、ぜひ参考にしてください。
この記事の最後に注意書きをしておりますので、必ず最後までお読みください。
私が実際にお世話になった司法書士事務所は「新大阪法務司法書士事務所」です。 |
大手よりは中小が最適!債務整理中でもお金を貸してくれる消費者金融
一般的に債務整理と呼ばれるものには、自己破産、任意整理、個人再生、特定調停の4つの方法があります。この債務整理をしている最中は「借金をしても返済能力がない状態」と見られるのが一般的です。そのため大手の消費者金融ではキャッシングすることはできないと思っていいでしょう。
ただし、中小の消費者金融の場合は年収や属性、さらには将来性などを総合的に判断してくれるため、お金を借りられる可能性があります。
それは債務整理をしているということは「支払いに目処が立っているということ」、「自社だけから借り入れるのであれば返済が優先される」といった思惑があるからです。
もちろん大手に比べると金利が高くなるなどのデメリットもあります。
しかし金融免許のないヤミ金からキャッシングするよりは、免許を取得している中小の消費者金融から借りる方が無難です。
そこで下記に債務整理中でもキャッシングができる可能性がある消費者金融をまとめてみました(ネット情報を元に掲載しています。)。
どうしてもお金が必要という場合にぜひ検討してください。
セントラル(http://011330.jp/)
愛媛県松山市に本社を置く消費者金融です。中国・四国地方を中心に店舗展開をしていますが、新宿、渋谷、銀座など関東エリアにも無人契約機を設置しています。
もちろんインターネットでの契約もできますので全国の方が対象です。即日での融資もしてくれます。
大手消費者金融とは違い独自の審査基準を持っているため、キャッシングが可能です。
最大借り入れ可能金額は300万円、金利は4.80%?18.00%。初めての方は30日間の金利がゼロです。全国のセブン銀行ATMで利用できるCカードが発行されます。
アロー(https://www.my-arrow.co.jp/)
愛知県名古屋市に本社を構える消費者金融です。
独自審査により融資の判断をしているため、ホームページ上には、「過去に自己破産・債務整理された方もまずはご相談下さい。(要審査)」と記載しています。
口座振り込みに対応しているため、全国どこからでも利用が可能です。
15.00%~19.94%と金利は若干高めですが、200万円まで借り入れが可能です。
エイワ(https://www.eiwa.jp/)
神奈川県横浜市に本社を構える消費者金融です。
神奈川県以外には14の都府県に店舗を展開しており、融資対象エリアを拡大しています。
他社で断られたとしても、独自審査で判断するため、融資を受けられる可能性があります。
融資可能額は1万円~50万円までで、金利は17.9507%~19.9436%となっています。
キャッシングのフタバ(http://www.822828.jp/)
東京都千代田区に本社を置く消費者金融です。キャッチコピー通り「借りやすくて、返しやすい」のがウリです。ホ
ームページ上で申し込み可能で、初めての方は30日間無利息キャンペーンが適用されます。即日での融資も可能です。
ただし融資金額は10万円~50万円とやや少なめです。金利は14.959%~17.950%となっています。
アルコシステム(http://www.alcosystem.co.jp/)
兵庫県姫路市に本社のある消費者金融です。債務整理した方でも審査をしてもらえ、融資の可能性もあります。
借り入れ可能額は50万円までで、金利は15.00%~20.00%です。
申し込みはホームページ上ででき、最短で即日融資が可能です。
ちょっと待った!お金を借りる前にもう一度考え直してみよう
債務整理をしている最中でもキャッシングが可能な消費者金融があることが分かったと思いますが、借りる前にもう一度考えて欲しいのは「借りたお金を本当に返せるか」ということです。
せっかく債務整理をしているのに、借入額が増えるのは今後の人生にとってマイナスだからです。
ですから、借りてまで本当に必要なお金かどうか考えてみましょう。「お金を借りなくても済ませることはできないか」「支払いがあるのならそれを待ってもらう努力はできないか」「お金を
借りてもすぐに返せるか」…。冷静になって、これらのことを再度検討してみましょう。
もしどうしても「お金を借りるしかない」といった場合でも、できるだけ好条件で借りられるようにいろいろな情報を調べるのがおすすめです。
借金を繰り返すのは生活や性格に問題あり。分析して改善しよう
また、自分の生活を見直すことも必要です。なぜなら借金をするには勇気が必要ですが、何度も繰り返すということはそれを何とも思わないようになっているかも知れないからです。
欲しいものがあったとしても「お金が足りなければあきらめる」「お金が貯まるまで頑張る」というのが常識的な考え方です。
「自分で稼いだお金の範疇で生活する」という感覚をもう一度取り戻すようにしましょう。
また、お金が欲しいという欲求が抑えられないのは、性格が関わっている場合もあります。借金を繰り返してしまう人の性格は主に、
- 楽観的
- 自制心がない
- 浪費癖がある
- 見栄っ張り
- ギャンブル癖がある
- プライドが高い
といった傾向があると言われています。
ご自身の性格を見返し、こうした傾向がないかどうか見極め、あれば改善していく努力をしましょう。
一方、罪悪感を感じながらもお金を借りたり、買い物を繰り返してしまうのはストレスが関係しているかも知れません。
ストレスから解放されるために買い物を繰り返してしまうのこともあります。
こうしたケースではストレスの原因を解消しなければまた繰り返してしまいます。
ですから、会社での人間関係、将来への不安、現状への不満など、どんなストレスが自分にあるのか、見つめ直してみましょう。
どうしても借金をやめられない理由は、このように生活、性格、ストレスなどが要因になっているケースがあります。
ご自身のこれまでをしっかり分析し、改善に向けた努力をすることが大切です。
借金を何度もくり返すのは、お金を楽に手に入れることができるから
またお金に対する根本的な考えも見直す必要があります。
今の世の中は、住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなど借金という認識が低いまま借りられる借金が数多く存在しています。
クレジットカードも同じです。
インターネットショッピングやネットゲームでの課金などで借金をする人が増えたというのも、借金は怖いという意識が薄れている証拠です。
お金を借りて何かを買うということに対して抵抗感が薄く、「返せるから大丈夫」と思ってしまうのです。
これらのローンやクレジットカード、キャッシングを含めた借金の怖いところは、手続きをすれば簡単にお金や物を手にすることができるところです。
働いて苦労してお金を手にするのではなく、個人の信用で欲しいものを手にすることができるのです。
これは甘い蜜のようなもので、一度経験するともう一度味わってみたくなります。
そして知らないうちに借金が膨れあがっていくのです。
また最近では借金依存症という言葉もよく耳にするようになってきました。
借金をすることに慣れてしまい、お金を借りていない方が違和感を感じてしまうのです。
これは、前述したようにローンやクレジットカードが身近になっていることはもちろん、「一万円だから」「一週間ですぐに返すつもり」といった軽い気持ちで借金を繰り返しているからです。借金に対する恐怖心が薄れ、借金をしているのが普通の感覚になってしまうのです。
※必ずしも借金が怖い物なのではありませんが、返済能力を超す借金は非常に恐ろしいものなので、あえてこのように書きました。
借金を繰り返すループから逃れるには借金体質からの脱却
何度も借金をしてしまうのは、返済する金額が期日までに用意できないため、別のところでキャッシングして返すということを繰り返してしまうからです。
本人としてはこの状況はうまく回っていると思いますが、実はこの方法には限界があります。
別のところからキャッシングする度に元金が膨れあがっていくからです。
また借金を繰り返していけばそのうち金利の条件も悪くなっていきます。
そのため、借金は雪だるま式に膨れあがってしまうのです。
こうした借金ループから逃れるためには、まず自分が借金をし、そのために苦しんでいることを認めることです。
この場合、自分1人では難しいケースがほとんどです。
家族がいればちゃんと家族に状況を説明し、今後の対策を協議しましょう。
「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、1人で悩むよりは何人かで相談した方が解決への糸口が見つけやすくなります。
もちろん信頼の置ける仲間や友人に相談するのもひとつの手です。
自分が借金をしているという恥ずかしい部分をさらけ出すことになりますが、実はそういう恥ずかしい思いが借金ループから逃れるために必要です。
「借金しても大丈夫」という思いから、「借金は怖いもの」へと意識を変えることができるのです。
一方、借金依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症などの依存性がある場合は、脳が変化していることも考えられます。
専門的な治療が不可欠となりますので、心療内科や精神科を受診することをおすすめします。
では、具体的にどう対処したら借金ループを断ち切ることができるのでしょうか。
そのために必要なのが借金体質を改善すること、つまりキャッシングをやめることです。
このことについては次の章で紹介します。
借金ループを断ち切るには返済のための借り入れをやめること!
借金を繰り返してしまう悪循環のスタートは、お金を借り入れることです。
ですから、まずはキャッシングをやめることが先決です。
借り入れをやめることができれば借金の元金は増えません。
利息を払っていきながら元金を減らしていけば、借入額の多少はありますが、借金はいつか必ずゼロになります。
利息が仮に10万円だとしても、毎月12万円を返済していけば元金は2万円ずつ減っていく計算です。
元金が減っていけば利息もさらに減っていきますので、同じ金額を返済しても元金をさらに減らすことができるのです。
で
すから、返済のための借金をしないようにすることが、借金ループから逃れるために欠かせないことだと覚えておきましょう。
キャッシング以外にもある!短期的な資金繰りを改善する方法
借り入れをまずやめることが借金ループを断ち切る方法です。
この際、もちろん生活は最低限なものにしましょう。ご自身で5年や10年などと年数を決め、元金の返済を第一に考える期間をつくると、借金返済は意外とすぐに先が見えてくるものです。
もちろん家族がいる場合は家族の協力も必須です。インターネットではいろんな節約術が紹介されていますから、それらを参考にしましょう。
ただし無理は禁物です。ストレスが溜まらない程度に、できればゲーム感覚などで楽しんで節約をするのがおすすめです。
※お金を節約する方法も合わせてご確認ください。
また、ご自身の収入によっては返済が滞ってしまうかも知れませんが、その場合は法律の専門家を交えて対策を考えるのが最適です。
ご自身で対応するには限界があるものです。弁護士などから専門的なアドバイスをもらうことで、生活の基盤を壊すことなく、借金を減らしていけるはずです。
ご自身がどの方法で債務整理をしているかにもよりますが、将来的なことを考えて自己破産を選択する方法もあります。
自己破産にはいろいろなデメリットがありますが、借金はすべてなくなります。
最終的な方法とはなりますが、自己破産に切り替えた方が新しい出発を切れるケースもあります。弁護士など法律の専門家とよく相談して検討してください。
※2回目の債務整理をする方法も合わせてご確認ください。
ただし病気などで収入が得られない場合もあります。
そうしたケースでは、社会福祉法人全国社会福祉協議会で実施している「生活福祉資金貸付制度」の利用を検討してみましょう。
これは低所得者や高齢者、障害者世帯の家計を支えるための貸付制度です。
返済義務はありますが、低金利で借り入れができます。キャッシングに頼らずに生活できる基盤をつくることができますので、検討してみてください。
本当にお金がない状態で、緊急を要するときの状況別対処法も合わせてご確認ください。
債務整理中でもキャッシングする方法のまとめ
この記事では債務整理中でもキャッシングが可能な消費者金融の紹介をしました。
しかしお金を簡単に借りてしまうのは怖いことです。借金依存症になり、借金が膨れあがる危険もあります。
債務整理をするということは、借金の怖さやお金に対する考え方、生活姿勢なども見つめ直すいい機会になります。
もう一度原点に返り、本当に借金するべきかどうか、考えてから利用を検討してください。
※ここでまとめた消費者金融は、債務整理中あるいは債務整理後でも借り入れができると言われている業者です。ただし、これらの情報は、すべてネット上でリサーチ業者に委託して調べたもので、私が借り入れ体験をしたものではありませんことをお断りしておきます。
私が実際に責務整理のことでお世話になった司法書士は『新大阪法務司法書士事務所』です。初めて責務整理を行う私に対して、とても丁寧にそして親切に対応して下さいました。料金につきましても、低価格でしたので、もし責務整理にお困りの際は一度ご相談されると良いと思います。 |