世の中には、本当にいろいろな人がいるなぁと思います。私が住んでいる島だけでも、少ないとはいえ15,000人からいて、島が属する県単位では、70万人弱の人がいます。本土の家がある松江市でも20万人の人がいて、日本全国を見渡すと、1億2,000万人の人がいます。世界を見れば・・・。
もちろん、ほとんどの人と出会うことはありません。
でも、私のようにうちに引きこもって、自由気ままに生きているアフィリエイターでさえ、日々それなりにさまざまな人と出会います。例えば、今日でしたら、弁当を配達してくれる人、佐川急便の配達の人、郵便配達の人、お茶をした喫茶店の人と、となりに座って声をかけてきてくれたおじさま。
もちろん、これらの人は、名前はおろかどんな人生を歩んでこられたかたなのかさえもわからない、袖振り合う仲です。でも、こうやって、多かれ少なかれ人と出会っています。
また、保育園に息子を連れて行けば、スーパー保育士のみさおちゃんやめぐちゃんがいるし(あだ名なのでご容赦!)、ビジネスではコンサルしている方や最近はじめた助成金ビジネスの取引先もいらっしゃいます。
常に私たちの前をさまざまな人が過ぎ去っていきます。あるいは直接的な人という形ではなくても、情報という形を通して、私たちの前を通過していくこともあります。
情報は人が運んでくる
基本的に情報は情報だけで価値を持つことは少なく、情報は活用することで意義を持ちます。それらの情報も、仮にメールやブログなどのデジタルな文章だとしても、必ず情報を発信した人がいて、その人を通じて情報がもたらされることになります。
このように毎日たくさん出会う人には、さまざまな人がいて、さまざまな価値観を持って生きて、それぞれ一生懸命生きている、異なった正しさを持つ存在です。
では、さまざまに出会う情報、人とどう付き合っていけばよいでしょうか。
すべての情報や人に対応していては、時間も足りませんし振り回されて忙殺されてしまいます。
だって、現代社会は本当にもうあり得ないくらいの情報量であなたを飲み込もうとします。これから社会が5Gの時代になっていくとさらに情報量は加速度的に増えていって、最終的には洪水ともいえる量の情報があなたを押し流そうとするはずです。
なので、しっかりとあなたが選択すべき情報、人を判断して選んでいかなくてはいけません。じゃあ、どうやってあなたに必要な情報や人を選択していけばよいでしょうか。
情報や人の選別基準
ひとつの側面は、「必要性」です。
あなたは、あなたの目的目標を遂げるのに効果的と思われる人や物や情報を選んで活用すべきです。あなたにとって目的目標を遂げるために、効果的なものはあなたにとって重要なもので、そうでないものはあなたにとって重要ではないものということができます。
- あなたにとって目的目標を遂げるために、効果的なものはあなたにとって重要なもの
- あなたにとって目的目標を遂げるために、効果的でないものはあなたにとって重要ではないもの
大量の情報の中から、あなたが目的目標を遂げるのに効果的と思われる人や情報を選択してください。
目的目標を遂げるのに効果的かどうかの基準
では、何を持って「目的目標を遂げるのに効果的」と言えるのか、基準は何かと思われる方も多いと思います。これは非常に難しい問題です。
例えば、あなたがお金を多く稼ぎたいと思っているとします。そうすると、「お金 稼ぐ」とか「お金持ちになる」などという検索ワードで検索すると、あっとういうまにものすごい量の情報に出会います。
実際に、2019年3月5日にGoogleで「お金 稼ぐ」と検索すると、0.46秒で47,800,000件もの情報が出てきました。
その情報を見てみると、ランキング1位のサイトでは、「お金を稼ぐには「どの副業」がいいの?お金の稼ぎ方43コまとめてみた【2019年版】」と出てきます。すでにお金を稼ぐ方法は、1サイト目にして43個も選択肢が出てきたわけです。
2位のサイトでは、32種類出てきますし、3位のサイトでは「お金を稼ぐのが非常に簡単な時代」と出てきます。
これはもう、何をどう判断してよいかわからないですよね。
実際に、最近話題になっている通り、ネットでお金を簡単に稼ぐ方法などの情報商材で詐欺に遭う人はたくさんいます。これらの人は、お金を稼ぐ方法を知りたいと思って、お金を簡単に稼げる方法を探した結果、効果的だと誤認して詐欺にあってしまったといえます。
また、この人なら大丈夫と思っていた人に騙されたり、この情報なら間違いないなと思っていたら大嘘だったりするのは日常的に起こります。
じゃあ、どうしたら、「本当に」あなたの目的を遂げるのに効果的な情報とそうでないものを見分けることができるのでしょうか。
判断の制度が100%にはならない
まず、第一に考えておきたいのは、「ある情報」や「ある人」があなたにとって目的目標を遂げるのに効果的だと、どれだけ強く確信したとしても、それが100%正しいということはありません。
どんな情報も人も、すべて実際に体験してみないと、言っていることが本当かどうかはわからないからです。
従って、どんな判断・選択する際にも、失敗するかもしれないという覚悟を持つことと、失敗することは決して悪いことではなくて、ものごとを見極めるのに非常によい学びになると思うことが重要です。
そうするとで、万が一失敗してしまった時でもダメージを少なく、リカバリーする動きを素早く取ることもできますし、貴重な「良い」経験へと昇華するのが比較的容易になるはずです。
じゃあ、やっぱり何も基準なく、自分の経験と勘だけで判断するしかないかというと、そうではありません。一応はちゃんとした判断基準はあります。
誰が発信している情報かを見ること
何を判断するかというと、その情報は「誰が」発信しているかということです。
例えば、先ほどの例で行くと「お金を稼ぐ方法」というのは、お金を稼げる人しか情報を渡せません。なぜなら、お金を稼げない人が言う「お金を稼ぐ方法」は、お金が稼げない可能性が高いからです。
これは当たり前ですよね。
なので、あなたの目的目標を遂げるために必要な情報かどうかを見極める1つの大きな基準は、その情報の発信者があなたが欲する結果を満たしているのかどうか見極めるということです。
例えば、お金を稼ぐ方法だったら、お金をたくさん稼いでいる人から情報を得るということです。
これは非常に重要な考え方となります。
その人の言っていることは本当なのか
一方で、その人が本当にあなたの求める目的や目標を遂げているのかどうか、あなたが欲する結果を得ているかどうかを判断するのは非常に難しいです。例えば、お金をたくさん稼いでいると自称している人が、本当にお金を稼いでいるかを知るのは難しいです。
なぜなら、仮に通帳のコピーや確定申告の写しなどをホームページなどで見せていたとしても、それらの証拠は簡単に偽造できるからです。
なので、本当にその人が言っていることを信じることができるかどうかを判断しないといけません。
誠実な嘘をつかない人を見抜く方法
じゃあ、どうしたら、その人の言っていることが本当かどうか判断できるかというと、その人が、「嘘を言う人かどうか」「誠実な人かどうか」を見極めないといけません。
基本的に、嘘をつく人は嘘をつくので、その人の言っていることが本当だと信じ切ることは難しいです。ちゃんと誠実に本当のことばかりを書く人こそ信じることができます。嘘を言わない人が言っていることは嘘ではない可能性が高いので、信じられる可能性が高いわけです。
では、どうやって、その人が嘘を言う人か誠実な人なのかを見極めるかというと、これがなかなか難しいです。
その人のブログやサイトを見たり、直接会って話せば、「何かを隠そうとしたり」「ごまかそうとしたり」「言っていることが二転三転したり」「話に矛盾があったり」するので兆候があります。しかし、本当に上手な詐欺師は、嘘をついていることを見抜かれない術を持っているだろうからです。
ところが、詐欺師は詐欺をして生きているので、長く同じ情報を発信することはできません。
従って、過去にまで遡って、その人が矛盾するようなことを言っていないかを、しっかりと確認することが重要です。仮に10年間も同じ仕事をしていたり、連絡先が変わっていないなどして、言っていることに矛盾がない人がいれば、その人のことは信じてよいと思います。詐欺師だったら、同じ場所にいられないからです。
結局、ビジネスは誰と組むかが一番重要で表面的なテクニックではなく、その人の在り方、価値観を見て判断するしかないということができると思います。